【3分で】先週の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】先週の相場を振り返りましょう。

Ciaoニコニコ

先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場は下落。











4月1日にシリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館の領事部の建物がミサイル攻撃を受けて軍事精鋭部隊の幹部らが殺害され、シリアのイラン大使館を攻撃したのがイスラエルの犯行であると米国、イランが判断し、2日に国連安保理がイラン大使館攻撃を非難(証拠がないのに…ともなる)、

イスラエルが攻撃したことでガザ地区で人道支援を行う職員が亡くなったことで、バイデン大統領がイスラエルを非難し、即時停戦(イスラエルを支持しない、支援をやめる)ということを通告するに至りました。

中東情勢の緊迫化が警戒されており、地政学リスクの高まりから金、原油は上昇。インフレ懸念が再燃してきています。

世界的にリスク回避ムードが広がっており米市場でも売りが優勢となりました。

加えてパウエルFRB議長が政策金利の行方は経済指標次第だと改めて示したことや、

クリーブランド連銀総裁、ミネアポリス連銀総裁も年内利下げを実施しない可能性に言及したことやインフレから長期金利が上昇。

コモデティのチャートは上昇トレンド。



労働省の雇用統計の前哨戦といわれる米3月ADP雇用統計が前月比18.4万人増と予想を上回り、2月の15.5万人からも増加。

3月の米雇用統計は失業率予想3.9%→結果3.8%、非農業部門雇用者数予想20.1万人→結果30.3万人増と予想より強い結果となったものの、

平均時給は前月比予想0.3%→結果0.3%、前年比予想4.1%→結果4.1%と結果通りで賃金のインフレは一服感が出たこと、労働参加率が上昇したことから労働環境の逼迫とは取られない結果で、週末には見直し買い、買い戻しが入った模様です。米長期金利は高止まりしています。


日経平均株価は週足で1377円36銭の下落となりました。
日本銀行が発表した3月の日銀短観で大企業製造業の景況感を示す業況判断DIが4期ぶりに悪化したことも嫌気されました。