【3分で】先週の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】先週の相場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり

先週の相場を振り返りましょう。

先週の米主要3指数は下落。


AI関連、半導体株を中心とした上昇から7日にS&P500は5157.36ポイントと最高値を更新。同日にフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も過去最高値更新となりました。

AI関連の中核として注目されるエヌビディアさ今週連日で最高値更新していましたが、週末に5%超えと大幅に下落。同様にSOX指数も4%超の下落となり、米市場全体としても週末の下落で週足ではマイナス圏に沈みました。

5日のスーパーチューズデーでは共和党大統領候補者にトランプ前大統領が指名されることがほぼ確実視されることとなりました。

2月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が27万5000人増加と予想を上回ったものの12、1月分は下方修正されました。

失業率は3.9%と予想を下回り過去2年間で最も高い水準に悪化しています。

平均賃金は前月比0.1%増、前年比4.3%増と全体的に市場予想より悪く緩やかに鈍化しており、雇用は底堅さを示したものの、金融政策に概ね変更はないとの見方のようです。


日経平均株価は週足で221円88銭の下落となりました。

米国株の上昇を受けて、週初4日に日経平均は前営業日比198円41銭高の4万0109円23銭と続伸し史上初となる4万円台に乗せました。

(指数としては市場流動性の観点から日本経済新聞社がディスコとソシオネクストを、セクター間の銘柄過不足調整でZOZOを新たに採用することを発表。それに伴い宝ホールディングス、住友大阪セメント、大平洋金属が除外されます。)

ただ一部の政府関係者が、「日本銀行が3月か4月の金融政策決定会合でマイナス金利を解除することへの容認姿勢を示している」と報じられ、日銀のマイナス金利政策解除観測から為替は円高方向に動き、株式市場では利益確定売りが優勢となりました。

一方で三菱UFJや三井住友FGなどの大手銀株は軒並み上昇しています。

2月第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は買い越しとなっており、NT倍率は14.5倍台まで縮小しています。

※NT倍率は日経平均株価(日経平均)をTOPIX(東証株価指数)で割ったもの。日経平均の上昇率がTOPIXの上昇率より高い→先物取引、買いが多い→ヘッジファンドが入っていることを示唆している、また日経平均株価は海外情勢の影響を受けやすいので世界経済が好調だとNT倍率も上がる傾向にある。

日経平均先物は3万8000円台まで下落しています。ご注意を。


NT倍率や日経平均については昨日のマネープラスさまの記事でもご紹介しておりますので、よろしければお読みください。


https://media.moneyforward.com/articles/9242?page=4


投資戦略フェアEXPO2024、お写真いただきました。

改めてありがとうございました!