【3分で】先週の相場を振り返りましょう。日経平均はついに高値更新。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場は上昇。
FOMC議事要旨やFRB高官の発言を踏まえると
FRBによる年内の過度な利下げ期待(FRBより市場の方がはるかに多い回数の利下げを織り込んでいた)は後退。ただ生成AI関連など企業業績、ソフトランディング(軟着陸)達成への期待感が根強く相場を支えています。
NVIDIAの2023年11月から2024年1月期の決算では売上高、純利益ともに過去最高を更新、最終的な利益は前年同期比で8.7倍、第1四半期(2-4月)の売上高見通しも前年同期比約233%増と市場の高い期待予想を上回る強い内容でした。
NVIDIAは画像描写を行う際に必要な計算を行う半導体でAIに不可欠なグラフィック演算装置のGPUを開発、GPUの寡占的なシェアを持つ企業で、生成AI関連投資の需要や関連銘柄への業績成長への期待感を後押しする形となったよう。ハイテク株への追い風となりました。
週末23日の米市場はまちまちの値動き。
ダウ平均は前日比62ドル42セント高の3万9131ドル53セントと3日続伸し連日で過去最高値更新。
ジョンソンアンドジョンソン(JNJ)など出遅れ感のあるディフェンシブ株が買われた反面、ハイテク株は今週上昇していたことで週末要因か利確売りが優勢となったようで、ナスダックは前日比44.798ポイント安の1万5996.823ポイントと下落。
S&P500は前日比1.77ポイント高の5088.80と3日続伸し、連日で最高値を更新しました。
日本市場を見てみましょう。
今週の日経平均は週足で611円44銭の上昇。
週末(23日は祝日)22日の日経平均は前日比836円52銭高の3万9098円68銭と大幅に反発し、1989年の3万8915円87銭の最高値を34年ぶりに更新しました。
歴史的な週となりました!
エヌビディアの決算が日本市場でも買い要因として意識されました。
現在はNT倍率が上昇している=日経平均の上昇率がTOPIXの上昇率より高い→先物取引、買いが多い→ヘッジファンドが入っていることを示唆している、と考えられるので最高値と言うレジスタンスを明確にブレイクしたところで、まだ上はありそう、モメンタム強そうと感じる一方、売りに転じたら急落する可能性と言うのもあるかと思いますので、下げたらこうするみたいな対処は考えながら上昇についていくと言うのが良いのではないでしょうか。
※あくまで個人的な考えですが、参考になれば幸いです。