チャートと振り返る先週の相場まとめ。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

チャートと振り返る先週の相場まとめ。

Ciaoニコニコ

ご一緒に先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場は上昇。

週末のS&P500は前日比28.70ポイント高の5026.61と4日続伸し過去最高値を更新し、終値で節目の5000ポイントを上回りました。

主要3指数は前週につけた最高値をダウとS&P500は超え、ナスダックも上昇しています。







1月31日のFOMCで政策金利を4会合連続で据え置き、パウエル議長は2%の物価目標達成に向けてより確かな自信を得るまで利下げは適切ではないとの表現を追加し、現時点で3月の利下げの可能性がベースシナリオではないと慎重な姿勢で金融引き締めを粘り強く続ける方針を示しました。また今週のパウエルFRB議長のテレビ番組での経済が強い状況では利下げをじっくり見極められるというような発言を受けて利下げペースはゆっくりとなるのでは(想定よりタカ派)との見通しとなっているものの、

前週末の1月の米雇用統計が市場予想を上振れる結果かつ前の月も上方修正されたこともプラスに。

先週はAI関連銘柄が再び活況となっており、

 FRBの早期利下げ観測は後退した(長期金利も上昇)一方、雇用の底堅さやソフトランディング期待に加え先高感やAI関連、半導体関連への買いが相場を支えているようです。

AIに関してはウォール・ストリート・ジャーナルが、オープンAIのサム・アルトマンCEOが資金調達のためにアラブ首長国連邦を含めた投資家と協議していると報じており、AIインフラに対する潜在的な需要が今後非常に大きくなる可能性があるとの見方があるなど成長性が意識されている模様。


先週の日経平均は週足で739円40銭の上昇。

好決算を発表した銘柄が物色され、プライム市場の売買代金は連日で4兆円超と活況でした。

6日に決算を発表したトヨタ(7203)が上場来高値を更新し初めて時価総額50兆円台を達成したことはニュースになりましたね。またアームが決算を経て急騰したことからソフトバンクGも急伸しました。

そして8日に内田日銀副総裁が前場に奈良市での講演において2%の物価目標については実現する確度は少しずつ高まっており、実現が見通せれば大規模金融緩和の修正を検討するとしたものの、(その場合はETFの買い入れ停止を示唆)マイナス金利を解除しても、その後にどんどん利上げしていくような経路は考えにくいとしており、国債買い入れ自体は継続するとの考えを示したことで緩和が維持されるとの見通しが株高を後押ししました。



明日の日本市場は3連休のため休場。

前週末9日の日経平均株価は、前日比34円14銭高の3万6897円42銭と小幅に続伸しており、一時3万7287円26銭とバブル経済崩壊後の高値を超える場面もあったことから節目となる3万7000円の終値を付けられるかがひとまずの注目ポイントなのでは。

13日、14日、15日と投資WEBでも決算がらみの動画やセミナーが複数ありますのでぜひ注目&ご参加お願い致します。

また夕刊フジ銘柄の振り返りも明日ブログでやりたいと思います。