【3分で】先週の株式市場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】先週の株式市場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり

先週の株式市場を振り返りましょう。


先週の米市場は上昇。4週続伸となりました。

ダウは過去最高値を更新。

注目された1月31日のFOMCでは、政策金利を4会合連続で据え置き、政策金利の指標であるFF金利の誘導目標は5.25〜5.5%を維持。

パウエル議長は2%の物価目標達成に向けてより確かな自信を得るまで利下げは適切ではないとの表現を追加し、現時点で3月の利下げの可能性がベースシナリオではないと慎重な姿勢で金融引き締めを粘り強く続ける方針を示しました。

想定よりややタカ派な内容で早期利下げ期待が後退する内容だったと言えます。


週末の1月の米雇用統計では、失業率が予想3.8%に対して、結果は3.7%、非農業部門雇用者数が予想18.0万人増に対し結果は35.3万人増。

平均時給は前月比予想0.4%に対して結果は0.6%と、市場予想を上振れる結果だったことで、FRBの早期利下げ観測は後退した一方で雇用の底堅さやソフトランディング期待には繋がったようです。


先週の日経平均は週足で406円95銭の上昇。週末2日の終値は3万6158円02銭と節目の3万6000円を回復して終えています。
1月の日本銀行の金融政策決定会合での主な意見が1月31日に公表され「基調的な物価上昇率が2%実現に向けて徐々に高まっていくと言う見通しが実現する確度が引き続き高まっている」「目標の実現が見通せる状況に至れば、マイナス金利を含む大規模金融緩和の継続の是非を検討していくことになると考えている」とのことで、4月にマイナス金利が解除される可能性が高まったとの見方が強まったことで銀行株などが上昇しました。



1月第4週の主体別売買動向を見てみても外国人投資家が日本株を引き続き買い越しており、個人投資家も買い越しに転じてきています。