【3分で】先週の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】先週の相場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり

先週の相場を振り返りましょう。

週間では米主要3指数は上昇、3週続伸となりました。

22日にダウ平均は3万8001ドル81セントと終値として初めて万8000ドル台を付けました。

S&P500も連日最高値を更新(週末は小反落)。







1月の米国の製造業PMIが50.3と節目の50も市場予想も上回ったことなどから米利下げ期待が引き続き後退し米長期金利は上昇。

ただ2023年10-12月期の米実質GDP速報値が前期比年率3.3%増と市場予想を上ぶれしたほか、四半期GDP個人消費は2.8%と予想を上振れた一方で四半期コアPCEは2.0%と前回と同じ水準(予想通り)だったことでソフトランディング期待の高まりや、

GDP発表後に今年上昇してきた米長期金利が上昇一服したことも支えとなったよう。

中小型のラッセル2000が上げてきましたね!


決算への期待感からハイテク株も好調で、

マイクロソフトの株価が一時3兆ドルを突破する場面も。3兆ドルを突破するのはアップルに続いて2社目となりました。

ただマグニフィセント7のなかで米電気自動車(EV)大手のテスラの24日に発表された2023年10-12月期(第4四半期)決算で、今年の販売台数は昨年と比べて伸びが極めて低い可能性があると示唆され、テスラ株は急落しました。

また米インテルの第1四半期の売上高見通しが市場予想を下回ったことも半導体株を中心に売り材料となりました。





先週の日経平均株価は週足で212円2銭と反落。

23日に発表された2024年最初の日銀金融政策の結果ですが想定通り現在の大規模な金融緩和策を維持するとの発表でした。これが上昇の流れを変えることに。

植田総裁の発言ではインフレについては来年度にかけて2%上回る水準で推移したあと2025年度はプラス幅が縮小すると予想しているとしており、デフレとはかなり遠いところに来てるとの発言もありました。また粘り強く金融緩和を継続するとのこと。

そして経済・物価情勢の展望(展望リポート)の公表が無い会合でも政策変更あり得ると発言しました。

展望リポートでは物価目標の達成に向けた確度は引き続き、少しずつ高まっていると記載があり、現行の金融政策が早期に変更されるとの見方から利益確定売りが優勢となったようです。