【3分で】先週の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】先週の相場を振り返りましょう。

Ciaoニコニコ

先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場で主要3指数は上昇。また半導体のSOX指数の上昇が顕著でした。



週末19日の米市場は上昇。ダウ平均は前日比395ドル高の3万7863ドルと最高値更新。

多くの機関投資家が運用指標にする主要な株価指数であるS&P500も史上最高値を約2年ぶりに更新しました。

TSMCが18日に発表した決算では純利益が19%減少したものの市場予想は上回ったことや提示された見通しが半導体関連の追い風に。加えてメタプラットフォームズがAI向け半導体を大量に調達すると報じられたことなどからハイテク株や半導体関連が上昇しました。


FRB高官から早期利下げ観測をけん制するような発言があったり、

17日に発表された2023年12月の米小売売上高が前月比0.6%増と市場予想を上回るなど、FRBによる早期の利下げ観測が後退し、

米長期金利上昇が株式市場の重しとなりました。

米長期金利は一時4.19%とほぼ1カ月ぶりの水準に上昇する場面もありましたが、



ミシガン大学が19日に発表した1月の米消費者態度指数(速報値)は78.8と市場予想を大きく上ぶれ、一方で1年後の予想インフレ率は2.9%と20年12月以来の低水準となっておりソフトランディングへの期待感は根強いよう。

ファンダメンタルズとは乖離している印象ですが上昇のモメンタムには引き続きついて行った方が良いと思っています。


先週の日経平均株価は週足で386円16銭の上昇。

週初から引き続き時価総額の大きい銘柄が買われ日経平均は36000円台を超える場面もありました。1月限のSQ値が400円以上離れた数値でしたがそれをスムーズに上回ってきました。

中国株を海外勢が引き続き売却している資金の投資先になっているという恩恵を受けており、

中国でも日本への投資が活発で、上海市場に上場する日本のETFである華夏野村日経225ETFの売買が17日に一時停止となると18日も連日の停止となりました。

中国株の下落などは投資家のモメンタムを冷やし、短期的な利益確定が出る場面も。

ただ日米金利差などからドル円が1ドル=148円台まで円安方向に動いたことも輸出関連銘柄の買いに繋がり、日経平均に寄与しました。