【3分で】チャートを見ながら先週の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【3分で】チャートを見ながら先週の相場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり


先週の相場を振り返りましょう。

米主要3指数は上昇しました。


12日の米市場はまちまちの値動き。

ダウ平均は、前日比118ドル04セント安の3万7592ドル98セントと3日ぶりに反落。







FRBの発言より市場の期待値が高かった米早期利下げ観測が後退しており、長期金利が再び4%台を付けたことが重しとなっていましたが、今週末は再び4%を割り込みました。



週明けはニューヨーク連銀の消費者調査で、1年先の予想物価上昇率が20年12月以来の低さ(インフレ落ち着き予想)となったことなどから米長期金利が低下。

11日発表のCPIは前月比0.3%、前年同月比で3.4%上昇、コア指数は前年同月比3.9%といずれも市場予想を上回るインフレが根強いことを示す結果だったことでFRBの早期利下げ観測が後退した一方、

米企業決算本格化まえに期待感は相場の支えとなったようです。

12日発表の23年12月の米卸売物価指数(PPI)が前月比で0.1%下落と市場予想に反して下がったことでインフレ懸念が後退。

米英両軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派支配地域の拠点を攻撃したと発表されたことで、中東情勢の悪化、地政学リスクの高まりが株式市場の重しとして意識されたようです。

そして今週はアメリカの規制当局がビットコインETFを承認しましたね!

米証券取引委員会(SEC)が10日にとうとう

ビットコインの現物に連動する上場投資信託11本を承認したと発表しました。これまで複数の米国資産運用会社がビットコイン現物ETFを申請してきたものの、いずれも米SECによって否決されてきたため米国でビットコイン現物ETFが承認されるのは初めてとなります。この承認は暗号資産市場の進化において極めて重要な瞬間と指摘されており、注目のニュースだと思いYouTubeでも取り上げました(三井ちえこの毎日投資生活)。





さて日経平均は週間で2199円69銭、6.59%と大幅に上昇しました。

今週末12日の日経平均株価は、前日比527円25銭高の3万5577円11銭と5営業日続伸し、4日連続でバブル景気以来の最高値を更新しました。

1月第1週の主体別売買動向では海外投資家が2週ぶりに買い越しとなる一方で個人は4週連続の売り越しとなっています。海外勢の資金が日本株に入っており、新NISAもスタートし、日本株に注目されている方も多いようです。



個別では海外ユニクロ事業の好調が寄与し、ファーストリテイリングの決算で売上収益や最終利益がこの時期の過去最高をつけて6%超の上昇となるなど株価指数の押し上げ要因となりました。

金利もじわっと上がってきており、ゆうちょ銀行が12日に5年の定期貯金の金利を現在の0.002%から0.07%に引き上げると発表しています。(15日の預け入れ分から適用とのこと。)