【3分で】先週の相場を振り返りましょう。チャートも、ぜひ!
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場で主要3指数は下落。
長期金利上昇が相場の重しに。長期金利は月間の上昇幅は約0.5%と2022年9月以来1年ぶりの大きさです。原油価格上昇、ドルインデックス上昇(ドル高)、政府機関閉鎖リスクや全米自動車労組(UAW)によるストライキ長期化懸念も相場の重しとなっているよう。
主要3指数の月足と週足チャートを載せておきます。
29日朝方に発表された8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で0.4%上昇、コア指数は0.1%上昇と市場予想を下ぶれる結果となったことで、インフレ懸念後退が好感されたものの、
米連邦議会下院が共和党幹部が提案したつなぎ予算案を可決できなかったと報じられ、政府機関の一部閉鎖の見通しや、
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁の発言などFRBの金融引き締めが長期化するとの懸念、
加えて米市場でも月末と四半期末が重なったことで需給絡みの売りも相場の重しとなったようです。
ダウ平均は月間では2カ月連続で下落し週末の終値では4カ月ぶりの安値となっています。
長期金利の上昇が響き、ナスダック総合株価指数の9月の月間下落率は今年最大になりました。
S&P500のチャートは引き続き崩れていますが
底打ち感もでてきており、来週どうなるか注目です。
ドル円も円安止まらず。節目の149円でロスカットの買い戻しから急騰し口先介入ありましたが、影響は限定的?実需強い印象です。
日本市場で日経平均は週足で544円79銭安と2週連続で下落しました。
米市場の軟調や、9月中間期末を控えて機関投資家による持ち高調整のリバランス売りなどがありましたが、
来週から10月相場スタートでどうなるか注視したいところでしょう。日本では年度後半に入りますし、米国では新年度相場で動きそうです。