【中銀ウィーク】先週の相場を振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

【中銀ウィーク】先週の相場を振り返りましょう。

Ciaoにっこり

先週の相場を振り返りましょう。


先週の米市場で主要3指数は揃って上昇。

ダウ平均は26日まで13日続伸となり、13連騰は19871月以来の連続上昇でした。


注目されたFOMCでは市場の予測通り0.25%の利上げとなり、政策金利の誘導目標が年5.50%を上限(22年ぶりの高水準)とすることが決定されました。

パウエルFRB議長の会見では、

経済指標や物価上昇の見通し、リスクなどを総合的に判断するとしており、

9月の会合で政策金利を据え置く可能性を否定しませんでしたが、無風通過という印象です。

とはいえ足元の経済指標を見てみるとインフレ関連の経済指標が市場予想を下振れるものも多く!インフレの封じ込めに成功しているといえるのでは。

ソフトランディング、もしくはノーランディングで利上げが終了する可能性があります。

 

ECBは政策金利が予想通り0.25%利上げとなりましたが、

ラガルド総裁の発言に注目すると、データ次第、利上げするかもしれない見送るかもしれないとしており、それまではかなりタカ派だったので、中立シフトしたイメージです。

つまりデータ次第ではEUの利上げの終わりも見えて来るということかと。


日銀金融政策決定会合では、

YCCの運用の柔軟化を決定。長短金利操作の修正、長期金利の変動上限は現在の0.5%程度を維持しながら市場動向に応じ0.5%を一定程度超えても容認する(急激な場合は金利上昇を抑える)という運用を行うことを決定しました。

午前2時に日経電子版の報道があったことに驚かれた方も多かったのでは。


つまり欧米は利上げ停止方向に、日本は利上げ方向に動いていると言う転換点だといえるかと思います。



グローバル株の代表的な運用指標のMSCI全世界株指数(ACWI、チャートはETFです)は高値を追っている状況で、

世界的な株高だと言えるでしょう。


アメリカでは28日に発表の6月の米個人消費支出(PCE)物価指数でコア指数が前年同月比4.1%上昇と市場予想を下振れし、前月からも減速したことなどから、

インフレが減速し、FRBの利上げ後退観測の強まりも買材料となったほか

足元で企業業績の改善への期待も相場を支えているようです。

週末28日の米市場は上昇し、ダウ平均は、前日比176ドル57セント高の35459ドル29セントと反発しています。

日経平均は週足では455円の上昇でした。

また先週は中国株も上昇。

中国共産党中央政治局の会議で内需拡大に注力するなど政策期待の高まりから中国株が買われました。


香港ハンセン指数も上昇しています。


今日は9時から18時過ぎまで投資の学び漬け💕

素敵な1日でした✨✨

先生方、お会いした皆様に感謝です!

ありがとうございましたニコニコ