先週の相場を3分で振り返りましょう。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週の相場を3分で振り返りましょう。

Ciaoにっこり


先週の相場を振り返りましょう。

先週の米市場で主要3指数は週足でまちまちの値動き。 

ダウ平均とS&P500は下落。

ナスダックは小幅に上昇。


ゴールデンウィークに大きくアメリカ市場を動かしたのは金融不安でした。

4月末に米地域中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクの大規模な預金流出から金融不安の懸念が再燃。51日にファースト・リパブリック・バンクが経営破綻したものの、JPモルガン・チェースが買収し影響は限定的でした。

ただ地方銀行への売り圧力が強く、相場の重しとなっています。

先週全体としては地銀株が大きく売り込まれましたが、週末に買い戻され反発しました。


23日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の大方の予想通り0.25%の利上げとなりました。10会合連続の利上げです。

パウエルFRB議長の記者会見で、利上げ停止の可能性が好感された一方で、「インフレが高止まりすれば利下げはしない」との発言がタカ派的ととられ、市場の重しとなったよう。


経済指標では4月のADP雇用統計の結果が296000人増と市場予想と前月実績の142000人増を上回り、

4月のISM非製造業景況感指数が51.9と市場予想、前月の51.2を上振れています。

いずれも強い結果でした。

5日発表の雇用統計も

失業率予想3.6結果3.4% 良い!

非農業部門雇用者数17.9万人増→25.3万人増 良い!

(前回は16.5万人増に大幅下方修正 これはめちゃ悪い)

平均賃金の予想は前月比0.3%増→0.5%増 良い!

前年比4.3%増→4.4%増 良い!

(前回も4.2%増→4.3%増に上方修正)

という結果でした。

アメリカ経済の強さを示す結果となったといえます。

アメリカではイエレン財務長官の発言で米国のデフォルトへの警戒感も高まっている状態で

あることも押さえておきましょう。


4日のECB理事会では主要政策金利を0.25%引き上げて年3.75%にすることを決定しました。ECBの利上げは7会合連続ですが、利上げ幅は0.5%から縮小しています。とはいえ金融引き締めはまだまだ継続する見通しです。


日本では3日からゴールデンウィークで連休でした。

連休明けの値動きにまずは注目ですが、

日経平均先物は29000円台をキープしています。

YouTubeも併せて参考にしてみてください。

https://youtu.be/rqjXL21bhXA

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