【毎週のお約束】先週の相場を振り返りましょう。
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先週の相場を振り返りましょう。
週間で米市場は大きく下落。主要3指数は揃って週足で4%超の下落となりました。
200日線も切り下げており大きく下げる可能性があると考えます。
先週の米市場では7日にパウエルFRB議長が
議会証言で、インフレは予想以上に進行していて、新たなデータにより最終的な金利水準が高くなる可能性が示唆されたほか、データによっては利上げを加速するタカ派姿勢を示しました。
ピーク金利が更に高くなり景気が悪化するのではとの懸念が相場の重しとなっています。
FRBは今週末の雇用統計やCPI、PPIの結果次第で3月FOMCでの利上げ幅を決定するとしていますが、
労働省が発表した2月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月予想22.3万人増に対して結果は31.1万人増と予想上振れ。
失業率は予想3.4%に対して結果3.6%と予想より悪い結果でした。
平均時給の伸び率は前月比で予想0.3%増に対して0.2%増、前年比では予想4.8%増に対して4.6%増と予想を下振れ。
今回の雇用統計の結果を受けて21-22日のFOMCで利上げ幅の予想は0.5%が優勢だったのが0.25%が優勢になり、
長期金利が低下して、ダウ平均が上昇する場面もありましたが、
米中堅金融SVBファイナンシャル・グループ傘下の投資銀行のシリコンバレーバンクの経営破綻からリスクオフの流れとなりました。
シリコンバレーバンクの経営破綻はリーマンショック以降最大規模、アメリカ史上2番目の規模の銀行破綻だと報じられています。
シリコンバレーバンクはスタートアップ融資に手厚く支援していたことでIT企業などを多く顧客に持っており、IT企業などへの影響はまだどの程度かわかっていません。
スタートアップ企業が預金を引き出せない可能性があるとなると影響は大きいのではと思います…米政府の救済があると思いますが(選挙前ですし。)それがもしなかったらナスダックを中心にかなり厳しくなる可能性はあるのではと思います。
来週は下落に優位性があるものの、政府の動き次第で大きく反発する可能性もあるのでは?と考えています。
そうなれば大きく下がれば買い場、チャンスかもしれません。
週末の10日の米市場は下落。
ダウ平均は前日比345ドル22セント安の3万1909ドル64セントと4日続落。
ドル円は134円台まで下落する場面もあり、135円台で週末引けました。
ドル円チャートは日足で200日線で押さえられている感じですね。



