先週の相場まとめです。
Ciao
先週の相場をまとめます。
米市場は週足で上昇。
決算発表が本格化し、石油セクターのエクソンモービルやシェブロン、景気の先行指標といわれる建機を扱うキャタピラーの好決算などが買い材料となりましたが、ハイテク株の決算は全体として軟調でした。
GAFAMの中でマイクロソフト、アルファベット、メタ、アマゾンは軟調な決算と株価と下落なりましたが、アップルが27日に発表した2022年7-9月期決算は純利益が前年同期比1%増の207億2100万ドルと2四半期ぶりに増加し、売上高も8%増の901億4600万ドル、1株利益も市場予想を上回りました。主力のiPhoneやiPadの販売好調が寄与し、株価は約7.5%高となったことが指数や投資家マインドにも影響した模様です。
経済指標では米7月-9月の実質GDP、国内総生産の伸び率は年率換算で2.6%と、3四半期ぶりのプラス成長となりました。
カナダの利上げが予想の0.75%に対して0.5%となったことでアメリカでも利上げペースが軟化するのではとの期待感につながっているようです。
ECBは27日の理事会で政策金利を0.75%引き上げることを決定しています。
日本では28日の金融政策決定会合で「大規模な金融緩和の維持」を決定。
一方で、今年度の消費者物価の上昇率の見通しを2.9%に引き上げました。
週末28日の米市場は、
ダウ平均は、前日比828ドル52セント高の3万2861ドル80セントと6日続伸。ダウ工業株30種は4週連続で上昇。ダウ平均は週足の上昇率は6月以降で最大となりました。
先週は米長期金利が下落したことでドル円も円高方向に動きました。
先週末、週初と、日銀の介入があったのではと考えられるような動きも見受けられます。(「覆面介入」が行われたとみられています。)
最後に日本市場について。10月28日(金)の日経平均株価は、前日比240円04銭安の2万7105円20銭と続落。週間では214円62銭の上昇となりました。
2万7000円の大台がサポートとして意識されている印象です。日経平均先物は上げておりますので月曜日は買いが優勢でスタートしそうです。
明日からの相場でもよろしくお願い致します。