先週の相場まとめです。 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週の相場まとめです。

Ciaoニコニコ

夜分遅くにすみません。


先週の相場をまとめます。


米市場は週間で続落。

ダウ平均は約4%、ナスダックは5%を超える下落となりました。


921-22日のFOMCでは予想通り0.75%の利上げで、9FOMCでは政策金利が前回から引き上げられていて2022年末で4.4%23年末は4.6%を見込んでいることが明らかとなっています。

利下げは24年まで想定されていないようでパウエルFRB議長は痛み無しでインフレを抑制することはできないとのことで、金融引き締めスタンスを継続する見通しであり、景気後退への懸念から米市場では売りが優勢となりました。


一方で日銀金融政策決定会合では金融緩和の維持が決定となりました。黒田総裁の記者会見でも、金融政策を見直す(利上げをする)可能性は当面ないと断言しています。

スイス国立銀行は2216時半に政金利を従来のマイナス0.25%からプラス0.5%に引き上げる(0.75%の利上げ)を決定。8年近くにおよんだマイナス金利政策は終了することとなり、主要国でマイナス金利政策を継続しているのは日本のみということになります。


週末23日の米市場は下落。

ダウ平均は前日比486ドル27セント安の29590ドル41セントと4日続落し、節目の3万ドルを割り込み、年初来安値を下回りました。

米長期金利は上昇基調継続、

VIX指数は30を上回る場面もありました。

22(23日は祝日のため22日が週の終値)の日経平均株価は、前日比15930銭安の27,15383銭と続落。

週間では41382銭の下落となっています。


そして先週は為替市場が大きく動きましたね。

ドル円は日米の政策による金利差から145円という24年ぶりの水準、レジスタンスの大台を超えて146円に迫る勢いで円安方向に推移していましたが、22日夕方に円買い介入が1998617日以来、約243カ月ぶりに行われましました。 

急激な円安進行を受けて政府と日銀が為替介入した模様です。

ただ日米金利差がここまであるなかで、協調介入ができなければ円安を止めることは難しいのではないでしょうか。実際に最初の介入は効果があったものの、翌日には半値を戻しています。どのくらい介入をするのかを見ながら、ファンダメンタルズ的には押し目は買いかなと現状は個人的には考えています。


明日からの相場でもよろしくお願い致します!