先週の相場まとめです。
Ciao
先週の相場まとめです。
先週の米市場は上昇。
週間の上昇率はナスダックが4%超となり、ダウも約2.7%上げています。
短期的な売り過熱感による買戻しのようにも見えます。
週初は米国で新学期といえるレイバーデー。レイバーデーが終わると今のトレンドが加速したり逆方向に動きやすいと言われています。
8月の米ISM非製造業景況感指数が56.9となり、市場予想を上回る米景気の堅調さを示す結果だったこともあり、FRBの金融引き締めが長期化、景気後退への懸念は続いています。
今週は6日に豪準備銀行が0.5%の利上げを決定したほか、
8日のECB理事会で0.75%のトリプル利上げを決定。世界的な金融引き締めからリセッション懸念も。
13日発表の8月のCPIまで動きにくい展開かもしれません。
また先週は為替市場が大きく動きましたね。
7日に日銀が買いオペの増額(国債の買付額を増やした)によって日本の金利の低下が見込まれ、日米金利差から円安進行がさらに進み144円台に突入しました。
ただ9日の日本時間に黒田日銀総裁の円安けん制発言を受けてドル円は急落、141円台まで落ちる場面もありましたが、週末終値は142円台となっています。
週末9日の米市場は上昇。
ダウ平均は前日比377ドル19セント高の3万2151ドル71セントと3日続伸。
9月20-21日のFOMCでは3会合連続での0.75%の利上げが市場にほぼ折り込まれており、株式市場、長期金利の上昇も一服感が出た形でしょうか。
日本では日本郵船の長沢社長が日本経済新聞にて6日に、2022年末に向けてリセッション(景気後退)が避けられないと言う考えを取材で話しており、コンテナ船の狂乱も今年いっぱいで平時に戻るとのことで、世界経済が今後失速して高騰する新造船の価格も下落する可能性を示唆。発注についても慎重にみていくと投資を抑える考えであることが明らかになりました。
リセッションというと教科書的には株価が下落しますので、そのような懸念があるということは覚えておきましょう。(ただ今のところ内閣府が815日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値もプラス成長で、企業決算も市場予想より良い状況です。)
週末9日の日経平均は前日比149円47銭高の2万8 214円75銭と続伸。
週間では563円91銭の上昇となりました。
今月は雇用統計はもう発表されましたので、9月13日(火)日本時間の午後9時半に発表される8月米CPIと、
9月20日(水)、21日(木)に開催されるFOMCに注目です。
写真は金曜の名古屋セミナーのもの。
改めてCOTAの皆様と、ご来場の皆様に心から感謝です。ありがとうございました。
もうかなり前のことに思えるくらい、
毎日の密度が濃いです…w
より濃く過ごしていきます。
明日からの相場でもよろしくお願い致します!