先週の相場を振り返りましょう。
Ciao
先週の相場を振り返りましょう。
先週の米市場は下落。
カンザスシティー連銀が主催するジャクソンホール年次シンポジウムでのパウエルFRB議長の講演を控えて様子見ムードのある1週間でしたね。
ジャクソンホール会議のパウエルFRB議長は、
インフレ抑制対策をやり遂げるまで続けるとの姿勢を明確にしました。
物価上昇を2%に戻すという目的に変更はないのか、物価安定のために景気抑制的な政策スタンスを当面維持する必要性を述べ、2022年の利上げ停止、23年に早期の利下げ転換をするのではという市場の期待を否定した形です。
金融引き締めの長期化観測が強まったこと、当分景気よりインフレ抑制が優先される見通しから株式市場は売られる展開となったようです。
26日の米市場は全面安の様相。
ダウ平均は前日比1008ドル安の3万2283ドルと大きく売られました。
ドル円は先週は円安方向に動きました。
先週の経済指標は低調でした。
23日に発表された8月PMI速報値は45と前月比で低下し、好不況の分かれ目となる50を下回って2年3カ月ぶりの低水準に。
7月の米新築住宅販売件数も年率換算で12.6%減の51万1000戸と、市場予想を下回り2016年1月以来6年半ぶりの低水準となっています。
26日発表の7月の米PCEは前月比0.1%増と市場予想を下振れし、前月も1%増と速報値の1.1%増から下方修正されました。前年同月比では6.3%上昇。
来週発表の米雇用統計にも注目です。
日本市場も下落。
26日の日経平均株価は、前日比162円37銭高の2万8,641円38銭と続伸。週間では288円95銭の下落となっています。