先週の相場を振り返りましょう。
Buona sera
先週の相場を振り返りましょう。
29日のECB主催のシンポジウムでは、FRBのパウエル議長はインフレ対策、物価安定のために積極的な利上げの継続の意向を改めて示しており、ECBのラガルド総裁は7月に11年ぶりの利上げを行う方針を改めて強調し、9月に大幅な利上げを行う可能性も示したと報じられていることで、
欧米の金融引き締め政策が世界経済を冷やすとの警戒感が相場の重しとなっているようです。
経済指標は軟調。
30日に発表された5月のPCEデフレーターは予想を下振れました。
PCEデフレータは簡単にいうと個人消費からみた物価動向を示す指標ですが
前回6.3% 予想6.4% 結果6.3%と先月と比べて横ばい。
食品とエネルギーを除くコアPCEは
前回4.9% 予想4.8% 結果4.7%
となりました。
消費の伸びが鈍化したことで、景気減速懸念が高まった一方、
インフレ懸念は落ち着く結果でもあったといえます。
また6月ISM製造業景況感指数も53.0と市場予想を下ぶれし、約2年ぶりの水準となりました。
週末7月1日(金)の米市場でダウ平均は、
前日比321ドル83セント高の3万1097ドル26セントと反発。
半導体以外が反発している様子です。
ただ、米10年債利回りが1カ月ぶりの水準まで低下してきており、米市場は3連休(4日は独立記念日の祝日)で買い戻しもあったよう。
7月1日(金)の日経平均株価は、前日比457円42銭安の2万5935円62銭と3日続落。
先週末6月24日(金)の日経平均株価は2万6491円97銭でしたので、週間では556円35銭、2.1%下落となっています。
さて2022年の上半期が終わりましたね。
上半期のS&P500は20%を超える下落、
ダウ平均は15%を超える下落となりました。
またハイテク株のナスダックは29.5%の下落と、上半期の下落率としては過去最大でした。
ただ、足元では政策金利の先行指標といわれる米長期金利は下がってきており、
エネルギーや小麦の価格もピークアウトしてきているように見えます。
インフレが落ち着くと米利上げペースも落ち着き、株価上昇となる可能性もあるので、
流れがここから変わってくるのか注目しています。
先週は名古屋セミナーで
名古屋の投資家の皆様にお会いできたり、
大阪の企業様、名古屋の企業様と撮影をさせて頂けてありがたかったです。
↑名古屋セミナーの写真をいただきました。
改めてご来場くださった皆様、
またコプロホールディングスの皆様に感謝です。
セミナーの様子もよろしければご覧ください。
明日からの相場でもよろしくお願い致します🤲