先週の相場振り返り
遅くなってしまいましたが、
先週の相場を振り返ります。
今週の米市場は主要3指数が週足では揃って下落。特にナスダックの下げが2.3%安と4週続落。4週続落となるのは2019年の夏以来1年9カ月ぶりです。
まさにSell in May?となった今週。
月曜日から水曜日までは米市場が連日で下落。
水曜日12日に発表された4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.2%上昇と、市場予想以上を上振れ、約12年半ぶりの大幅上昇。コア指数も前年比3.0%上昇となっており、早期のテーパリングの折り込みが市場で進行した模様。
強いCPIの結果を受けて長期金利が1.69%まで一時上昇したこともハイテク株の売り要因に。 12日のダウ平均は、前日比681ドル50セント安の3万3587ドル66セントと3日続落となりました。
ただ木曜、金曜は上昇。
インフレに市場の注目が集まる中で、
8日までの1週間の米新規失業保険申請件数が47万3000件と前週の50万7000件から減少し、コロナ禍では最低となったことや、
4営業日連続で上昇していた長期金利が低下したことも安心感となったよう。
また14日に米商務省が発表した4月の小売売上高が6199億ドル(約68兆円)と、過去最高だった3月の6197億ドルを上回りましたが、3月に始まった個人への現金給付が引き続き消費意欲を押し上げているものの、前月にはその個人給付で急増していたことから、伸び率では前月比横ばいとなったことがインフレ懸念は後退となったよう。
発表を受け米債券市場で長期金利が前日に続いて低下したことなどからハイテク株が上昇。
加えて米疾病対策センター(CDC)が13日に新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人について、原則マスクをつけなくても良いとする指針を発表したことで、経済活動の正常化・活発化への期待もあり景気敏感株も買われました。
週末14日のダウ平均は、前日比360ドル68セント高の3万4382ドル13セントと続伸。
日本市場では日経平均が月曜日から水曜日で2000円を超える下落に。
週末14日の日経平均株価は、前営業日比636円46銭高の2万8084円47銭と大幅反発したものの、週間では1273円と大きく下落しています。
今日の米国株は↑こちらのペーパータオルも作ってる会社をご紹介しました。
まだご覧になっていない方は、ぜひ!✨✨