相場の振り返りです
先週の相場を簡単に振り返ります。
先々週の米市場は、週間でダウが4.1%高など
11日に1.9兆ドルの追加の追加経済対策法案が成立し、1人当たり最大1400ドルとなる現金給付が始まることや、新型コロナウイルスワクチンの進捗での経済の正常化へも楽観的な見方が台頭したことなどから大きく上昇。
先週の米市場は前半はECB理事会でパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れを、次の四半期に拡大することを決定しており、欧米の金融政策が継続すると確認できたことも上昇の追い風となり、ダウやS&P500が連日で過去最高値を更新する場面も。
ただ米長期金利の上昇は引き続き相場の懸念材料でした。加えて原油安や、利益確定売りが出やすい状況で週間では小幅ながら米主要3指数はそろって下落となりました。
注目された17日のFOMCでは、
2023年末まで緩和的な金融政策(現行のゼロ金利政策と国債買い入れなどの量的緩和)を継続することを決定。
市場の予想を上回るハト派的な内容となり、今年来年と米経済が大きく成長するとの見通しに繋がった模様です。インフレ率も上がりそうですが、緩和的な金融政策を維持すると改めて伝えられたわけです。
また19日に日本銀行は、金融政策決定会合で、
より効果的で持続的な金融緩和を実施していくための点検を実施しましたが、
短期政策金利に連動する「貸出促進付利制度」を創設すること、長期金利の変動幅は±0.25%程度であることを明確化、
ETFの買い入れは年12兆円の購入枠を維持、年6兆円の目安が削除。買い入れ対象をはTOPIX連動型に限ると決定されました。
週末19日の日経平均株価は、
前日比424円70銭安の2万9792円05銭と大幅反落。
TOPIXは、3.70ポイント高の2012.21と上昇し、2000ポイントに乗せてきましたね!
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明日からの相場でもよろしくお願いします!