先週の相場振り返り
先週はボラティリティが高かったですね…
週間でみますと米市場では主要3指数が揃って下落。
特にナスダックの週間下落率は4.9%と週間では今年1番の大きさとなりましたが、月間では4カ月連続での上昇となっています。
22日から23日にかけて暗号資産のビットコインが暴落したことでアルトコインも含め全面安の様相となったことが嫌気され、
23日に米市場が崩れたように見えたものの、
パウエルFRB議長のハト派的発言が下支え要因に。金利が長期間にわたり低水準にとどまるという見通しが再確認されました。
24日にはダウ平均が1週間ぶりに過去最高値を更新する場面も。
ですが米長期金利(10年債利回り)がジリジリと上げていることが相場の重しに。一時1.61%と1.6%を上抜け、昨年2月以来の水準に上昇したことが嫌気され、ハイテク株のみならず、最近上昇していた景気敏感株にも売りが出て25日に大幅安に。その流れから25日はアジア市場も大きく下落しました。
26日の米市場はまちまち。
ダウ平均は、前日比469ドル64セント安の3万0932ドル37セントと続落。1.50%安。
ナスダックは、前日比72.913ポイント高の1万3192.344、0.56%高です。
26日の米長期金利は前日に付けた1.61%からは下落し、1.4%台と上昇一服。主力ハイテク株に買い直しが見られたものの、週末かつ月末なので持ち高調整の売りも出やすい状況だったようです。
27日土曜未明にバイデン政権による大規模な追加経済対策が米下院で可決し、3月中旬にも成立が見込まれていることは買材料となりそうですが、米市場がこのまま下落転換するのか今週は見極めたい感じでしょうか。
(私見についてはYouTubeにて述べさせていただいています。)
ちなみに日経平均は週間では1052円の下落。26日の日経平均株価は、前日比1202円26銭安の2万8966円01銭と大幅反落し、2016年6月以来の下げ幅でした。
ではまた明日からの相場でも、よろしくお願い致します🤲