ダウは再び2万ドル割れ
20日のダウ平均は、前日比913ドル21セント安の1万9173ドル98セントと反落し、再び2万ドルを割り込みました。トランプ米大統領就任の2017年1月20日の終値が1万9827ドルであることを考えると、新型コロナショックでトランプ相場の上昇分が帳消しの形であると言えます。
ニューヨーク州のクオモ知事が、ほぼすべて事業者に社員や労働者の出勤を禁じ、自宅待機を義務づける命令を発表したことが、経済活動低下懸念につながりました。
また原油価格が引けにかけ20%下落し、一時1バレル19ドル水準となったことや、
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が資金が満たず一部のクリアリング会社が保有ポートフォリオの手仕舞を強いられたことを報告すると警戒感が増した模様です。
外国為替市場では円相場が1ドル=111円台半ばまで円安にふれています。
週間ではダウが17%安、4011ドル下落するなど、米主要3指数が週足で金融危機の2008年10月以来、11年半ぶりの下落幅となっています。
中国では20日に追加景気刺激策を発表されましたが、中国経済は40年ぶりのリセッション入りとの報道もされています。
世界的な株安で、資産形成を始めるには良いタイミングと捉えることもできそうですが、
(世界の方々がお亡くなりになっている中で不謹慎ですが、あくまで投資の話とご理解いただけると幸いです。)
急速に景気が戻るとは考えにくいので、
繰り返しとはなりますが底入れ転換してから買うことをオススメします。もしくはドルコスト平均法などを利用して少しずつ買うとか。大事な資産をできるだけ安全に運用するとお考え頂ければと思います。