18日の日経平均は反落
18日の日経平均株価は、
前日比284円98銭安の1万6726円55銭と反落。
終値で17000円を下回るのは2016年11月以来、およそ3年4カ月ぶりです。
東証1部の売買高は27億1881万株、
売買代金は4兆1106億円でした。
17日の米国市場で17日のダウ平均は1048.86ドル高の21237.38ドル、
ナスダックは430.19ポイント高の7334.78ポイントと反発。前日の大幅下落を受けて買い戻しが先行したほか、連銀が短期社債(CP)の買取プログラムを再開し、短期流動性を供給する処置をとったことが好感されました。
また米国政府が1兆ドル規模の追加支援策を検討しているとの報道を受けて、緩やかに上昇する展開に。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで142円高からスタートすると、前日同様に年金基金のものとみられる買いが入り、朝方に一時17396.84円(前日比385.31円高)まで上昇。
上値では利益確定の売りも出てプラス圏でもみ合う展開が続きましたが、NYダウ先物が時間外取引で急落して取引を一時停止。日経平均も引けにかけて弱含みました。
業種別では、鉱業、不動産業、倉庫・運輸関連業が下落率上位の一方、空運業、化学、陸運業が上昇率上位に。
東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は39%。
個別では、ソフトバンクG<9984>が10%超、ファーストリテ<9983>が6%超下落し、2銘柄で日経平均を約190円押し下げました。
ソフトバンクGは米ウィーカンパニー株買い取り計画を見直す可能性があると報じられています。
武田薬<4502>とKDDI<9433>も4%超の下落と軟調。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>や三菱UFJ<8306>がさえない値動きでした。
業績下方修正を発表した日農薬<4997>が急落し、ランビジネス<8944>は連日のストップ安。
一方、富士フイルム<4901>は大商いでストップ高。中国政府が新型コロナウイルス治療で同社グループの「アビガン」が有効と発表しています。
日医工<4541>も新型コロナ治療を巡る報道を受けストップ高。決算発表銘柄ではクスリのアオキ<3549>やアスクル<2678>が上昇。その他、売買代金上位ではソニー<6758>や任天堂<7974>が続伸し、資生堂<4911>は8%超上昇しました。