13日の日経平均は大幅続落
13日の日経平均株価は、
前日比1128円58銭安の1万7431円05銭と大幅に3日続落。
東証1部の売買高は34億5938万株、
売買代金は4兆8923億円。
12日の米国市場では今週2度目となるサーキットブレーカーが発動して、取引が一時停止。トランプ大統領による新型コロナウイルスに関する昨晩の演説で、欧州からの入国を30日間禁止する一方で、具体的な財政支援策の発表がなく、失望感が広がりダウは2000ドル以上の下落となりましたが、FRBが5000億ドル以上のレポオペを実施すると発表し、一時的に下げ幅が縮小。
しかし結局その上げも下落に飲み込まれ、NYダウは2352ドル安と大幅続落し、1987年のブラックマンデー以来の下落率を記録しました。
ECBが定例理事会で政策金利を据え置いたことや、失言も嫌気された模様です。
本日の日経平均は376円安からスタートすると下げ幅を大きく広げ、前場中ごろには一時16690.60円(1869.03円安)まで下落。
ただ、後場に入るとアジア株の下げ渋りや日銀による資金供給策を受けて下げ幅を縮めましたが、2016年11月以来、およそ3年4カ月ぶりの安値水準で着地しました。
なお、週間の下落幅は3318.70円と過去最大です。
先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)は17052.89円でした。
東証1部の値下がり銘柄は全体の97%、対して値上がり銘柄は3%。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>で1銘柄で日経平均を約94円押し下げ、続いてKDDI<9433>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、信越化学<4063>、ファミマ<8028>、TDK<6762>などが値下がり寄与ランキングに名を連ねました。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは東京建物<8804>で14.68%安、同2位は住友不<8830>で13.38%安でした。
一方、日経平均構成銘柄で値上がりしたのは、アステラス薬<4503>、三菱ケミHD<4188>の2銘柄のみ。三菱ケミHDは新型コロナのワクチン開発が進展したとの見方から買い優勢となりました。