10日の日経平均は3日ぶり反発
10日の日経平均株価は、
前日比168円36銭高の1万9867円12銭と3日ぶり反発。
東証1部の売買高は25億7037万株、
売買代金は3兆8120億円。
9日の米国市場でNYダウは大幅に3日続落し、終値で2013ドル安と過去最大の下げ幅を記録。ナスダックは624.94ポイント安の7950.68ポイント、S&P500種指数は寄り付き直後に7%下落したことでサーキットブレーカーが発動し、15分間取引停止となり、結局19%安で引けました。
世界的に新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が停滞するなか、原油価格の急落が金融市場の新たなリスクになるとの不安が拡大。
本日の日経平均もこうした流れを引き継いで223円安からスタートすると、朝方には一時18891.77円(前日比806.99円安)まで下落。
しかし、原油相場の下落一服とともに日経平均も下げ渋り、後場に入ると各国の経済対策への期待から上昇に転じました。
東証1部の値上がり銘柄は全体の76%、対して値下がり銘柄は22%。
個別では、ソフトバンクG<9984>が2%超、ソニー<6758>が3%超上昇したほか、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>などその他売買代金上位も全般堅調。
東エレク<8035>が4%近く上昇するなどハイテク株に買い戻しが入り、OLC<4661>は5%近い上昇となりました。
リコーリース<8566>株の一部売却が好感されたリコー<7752>は急反発。
また、オルトプラス<3672>、カーブスHD<7085>などはストップ高水準で取引を終えています。
一方、ファーストリテ<9983>やKDDI<9433>はさえない値動きで、
幸楽苑HD<7554>やデンカ<4061>は業績下方修正を発表し、売りが先行。
国際帝石<1605>などは原油の先安観から大幅続落。
また、エアーテック<6291>は新株予約権発行による潜在的な希薄化懸念から東証1部下落率トップとなりました。
雨天の中で感じた春🌸
経済も冷え込まないよう、願うばかりです。