先週の相場振り返り
先週の市場を振り返ってみましょう。
新型コロナウイルスの急速な感染拡大がリセッション(景気後退)懸念につながっています。
中国は底打ち感はあるものの、世界経済への影響力から懸念は継続、
日本などの周辺国も政治的な判断に基づいて大規模な対応を行なっているため経済活動が大きく萎縮、短期的な企業業績への影響は避けられない状況となっています。
アメリカでも感染が確認され、複数の米企業が業績見通しを下方修正するなど、投資家心理のリスク選好姿勢が後退しています。
先週米市場では米市場全体の値動きを表すと言われるS&P500が7日続落し、ダウ平均とナスダックともに10%を越える下落に。週間の下落率は2008年10月の世界金融危機以降で最大となりました。
日経平均は週間で2243.78円安と、2000円を超える下落となり、週末終値として昨年9月5日以来の安値水準をつけました。
ドル円相場では円高が進行しており、日本市場のセンチメント悪化、足元の下落相場によって、個人投資家の間で信用取引の追加証拠金(追い証)差し入れを回避するため投げ売りも広がっているようです。
週末29日には
中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は35.7と過去最低を記録しました。
またパウエル議長が利下げの可能性を示唆、FRBが3月17-18日のFOMCで利上げすることが市場で折り込まれたことなどから米市場は下落したものの下げ渋りました。
新型コロナウイルスに収束の兆しが出るまでは不安定な値動きを余儀なくされそうですが、SARSなど過去の値動きを見ても
来週以降の値動きやニュースを注視しつつですが、米市場は買い拾うことを検討しても良いタイミングかもしれません。
昨日打ち合わせ、また放送中も少し、
そんな話も出ております。
よろしければ参考にしてください。
今日は良いお天気で暖かくマラソン日和ですね!
↑仕事に向かう途中にマラソンコースに遭遇しました^_^