13日の日経平均は続落
13日の日経平均株価は、
前日比33円48銭安の2万3827円73銭と続落。
東証1部の売買高は12億3541万株、
売買代金は2兆3771億円。
前日の米国株式市場では、
コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあると伝わったほか、
米大統領選の民主党候補者指名に向けたニューハンプシャー州予備選でサンダース氏が僅差で勝利し、米大統領選の民主党候補者指名争いが難航しているとの見方が優勢になるなか、トランプ大統領有利の公算が高まったことで、
ダウ平均は275.08ドル高の29551.42、
ナスダックは87.02ポイント高の9725.96など主要3指数がともに終値ベースで過去最高値を更新しました。
ただ、東京市場寄り付き前に中国湖北省での新型肺炎感染症例の急増が報じられたことで、指数先物に対して機械的な売りが入り、為替相場でも1ドル=110円台を割り込み、
本日の日経平均はマイナススタートに。
押し目買いの動きから前場の日経平均はプラス圏で引けたものの、中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株が総じて弱含むなか、後場にかけては次第に売りが優勢になりました。
また、本日から明日にかけて約800社近くある企業決算の内容を見極めたいとする様子見ムードもあったようです。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>で1銘柄で日経平均を約63円押し下げました。
午後中盤に「Tモバイル親会社がスプリントとの合併について再交渉を要求」と海外メディアが伝えたことを受け、先日の承認された合併協議が破談する可能性もあるのではないかとの先行き警戒感から売りが膨らんだ模様です。
日経平均構成銘柄の下落率トップは業績下方修正や減配が嫌気されたシチズン<7762>で9.38%安、同2位は荏原<6361>で、今期大幅減益見通しがネガティブ視され8.94%安となりました。
一方、値上がり寄与トップは証券会社によるレーティング格上げが観測されたファーストリテ<9983>で1銘柄で日経平均を約50円押し上げました。
日経平均構成銘柄の上昇率トップは三井金属<5706>で、10-12月期の収益改善がポジティブ視され6.39%高、同2位は東京建物<8804>で4.40%高となっています。