10日の日経平均は続落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

10日の日経平均は続落

10日の日経平均株価は、

前日比14200銭安の2368598銭と続落。

東証1部の売買高は116146万株、

売買代金は20685億円。


7日の米国市場では雇用統計が市場予想を上回る結果となったものの、連邦準備理事会(FRB)が金融政策報告書で「新型肺炎の感染拡大が新たな脅威」などと指摘されたことや新型肺炎の拡大に伴う中国経済への鈍化懸念や直近の株価上昇による高値警戒感などから利食い売りが先行し、

ダウ平均は277.26ドル安の29102.51、ナスダックは51.64ポイント安の9520.51と主要株価指数は反落。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円安の23665円となり、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、寄り付き直後には日経平均は23621.72円まで下落しました。

ただ、中国・上海総合指数が朝安後にプラス圏へ浮上するとともに、日経平均も下げ幅を縮める場面も。

引き続き新型コロナウイルスによる肺炎拡大が警戒されているほか、祝日を控えていることもあり、後場やや下げ幅を広げるなど、前場の値幅内でのこう着となりました。

 

指数インパクトの大きいところでは、TDK<6762>、バンナムHD<7832>、ファナック<6954>、オリンパス<7733>が重石。一方で、ソフトバンクG<9984>、日産化<4021>が下支えに。


個別では、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、村田製<6981>などが軟調で、東エレク<8035>は小幅安。

武田薬<4502>3%近く下落したほか、前週末に決算発表した太陽誘電<6976>も利益確定売りが広がって3%超の下落。その他の決算発表銘柄では、日本製鉄<5401>が一時プラス圏に浮上するも続落し、ニチイ学館<9792>は急落。

また、東製綱<5981>などが東証1部下落率上位に顔を出しました。

一方、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで続伸し、任天堂<7974>やファーストリテ<9983>は小じっかり。ホンダ<7267>は業績の底堅さから3%近い上昇となり、業績下方修正のユニチャーム<8113>は売り先行も切り返しました。

ナブテスコ<6268>やゴルドウイン<8111>、レオパレス21<8848>は大幅高で、ダイトウボウ<3202>などウイルス対策関連銘柄の一角やファイズHD<9325>、デジハHD<3676>はストップ高を付けています。