先週の相場について | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週の相場について

さて先週の相場と週末の米市場について

書いてみたいと思います。


先週の米市場は2週ぶりに大きく反発。

主要3指数は揃って3%以上上昇しています。

相場の重しとなっていた新型コロナウィルスが今も感染拡大は続いているものの、

5日に中国の大学がコロナウイルスによる肺炎に効果的な治療薬を発見したとの報道もあり、新型ウイルスへの懸念は一服した模様。

加えて中国が14日から米国産品750億ドル相当への報復関税の税率を半分にすると発表したことが材料視されたほか、好調な米経済指標も追い風となりました。

米主要3指数が過去最高値を更新、週末は利確売りが出たものの、リスクオンの流れに戻ってきた雰囲気です。

(楽観視しすぎは良くないですが、懸念が払拭されれば上昇に優位性、というのは日頃申し上げている通りです。)


週末は米1月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回るなどポジティブサプライズにいったんドル買いが優勢に。

FRBが議会に半年に一度提出している金融政策報告書では、新型コロナウイルスが中国経済に混乱や世界経済へ影響を招く可能性が示された一方で、主要なリスクは後退しており、リセッションの可能性は減少との認識を示唆しました。新型ウイルスの報道から利上げする可能性は依然として低く、利下げする可能性も一部で伝えられているよう。

週末の米短期金融市場ではフェデラルファンド(FF)金利先物価格は上昇しました。

原油はOPECプラスで協調減産拡大にへの期待感が後退したことなどから下落しています。

7日のダウ平均は277.26ドル安の29102.51、ナスダックは51.64ポイント安の9520.51と反落。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円安の23665円となっています。