4日の新興市場は上昇
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも小幅に反発。
外部環境の落ち着きを背景に買いが先行したものの、新型肺炎の感染拡大が続くなか、「日本国内では、中国人旅行者のキャンセルが3月末までの約2カ月間で少なくとも40万人に及ぶ」などと各種メディアで報じられたことから、先行き警戒感が広がり、JASDAQ平均も一時マイナスに転じる場面も。
その後のアジア市場の堅調さを背景に日経平均がプラスに転じたことなどから、市場心理も次第に改善され、それに伴い再び買い優勢の展開に。
個別では、前日の急落の反動から買い戻された大日光<6635>が前日比300円(+25.45%)高の1479円、
財務体質の改善期待を好感した買いが続いたアマガサ<3070>も前日比80円(+21.28%)高の456円とともにストップ高まで買われました。
また、イナリサーチ<2176>もストップ高まで買い進まれました。
一方、直近の株価上昇の反動から中京医薬<4558>が前日比300円(-28.79%)安の742円、重松製<7980>は前日比500円(-23.47%)安の1630円、興研<7963>は前日比700円(-21.34%)2580円といずれもストップ安まで売られ、前日にストップ高を演じた反動からカイノス<4556>が前日比391円(-22.56%)安の1342円と大幅に反落しました。
マザーズ指数は大幅反発。
投資家のセンチメント改善が意識されたことでマザーズ市場にも朝方から買いが先行、
物色としても、決算に絡んだ個別物色のほか、時価総額上位銘柄へと関心が向かいました。
値上がり率上位銘柄では、前週末の決算が好感されて連日でストップ高になったAmidAHD<7671>のほか、
フェニックスバイオ<6190>やエスユーエス<6554>、ジェイテックコーポレーション<3446>がそれに続いて大幅高に。
ジェイテックコーポレーションは、国内の大手企業から2.3億円の水晶振動子ウエハ加工システムを受注したと発表。
売買代金上位銘柄では、前日に発表した今上半期営業利益が50%増となった手間いらず<2477>が10%高になったほか、Jストリーム<4308>、メルカリ<4385>、マクアケ<4479>、UUUM<3990>、そーせい<4565>、リボミック<4591>、GNI<2160>、フリー<4478>、JTOWER<4485>が上昇。
一方でアンジェス<4563>、ロゼッタ<6182>、サンバイオ<4592>、JMDC<4483>、スマレジ<4431>、ミクシィ<2121>はさえない値動きでした。