30日の日経平均は大幅反落
30日の日経平均株価は、
前営業日比401円65銭安の2万2977円75銭と大幅反落。
東証1部の売買高は13億6771万株、
売買代金は2兆5135億円
前日の米国株式市場では、複数の主要企業決算が好感されたものの、総じて上値は重く、
ダウ平均は11.60ドル高の28734.45、
ナスダックは5.48ポイント高の9275.16、
S&P500指数は前日比2.84ポイント安の3273.40と、主要3指数はまちまちの値動きに。
FOMCでは大方の予想通り政策金利が据え置かれたほか、
注目されたパウエルFRB議長の新型コロナウイルスに対する発言では、中国経済に短期的な影響を及ぼすか、世界経済に影響するかを判断するのは時期尚早、感染拡大の状況を注意深く監視していくとの旨の慎重姿勢が示されました。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の23245円になるなか、為替相場が朝方に1ドル=109円台を割り込み円高方向に振れたこともあり、本日の東京市場は売り先行でスタート。
春節休場明けの台湾をはじめとしたアジア株式市場の軟調推移を背景に、海外短期筋の断続的な売りがみられました。
物色としても、引き続き新型肺炎に対する懸念が高まるなかでハイテク株中心に下落が目立つなか、主要企業の決算発表本格化を前に押し目買いの動きも限られ、
日経平均は19年11月1日以来約3ヶ月ぶりに節目の23000円割れ(終値ベース)となりました。
売買代金上位では、決算数値や受注は期待以上だったが出尽くし感の先行したアドバンテスト<6857>が6%安になったほか、
ソニー<6758>、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、トヨタ自動車<7203>、村田製作所<6981>、SUMCO<3436>が下落。
一方で、前日の第1四半期決算発表でネット広告事業による成長ペースの回復が確認されたサイバーエージェント<4751>が15%高になったほか、決算でFA受注の底打ちの兆しがみられたファナック<6954>やオムロン<6645>は上昇しました。