29日の日経平均は3日ぶり反発
29日の日経平均株価は、
前日比163円69銭高の2万3379円40銭と3日ぶり反発。
東証1部の売買高は10億3295万株、
売買代金は1兆9685億円
28日の米国市場でNYダウは28日のダウ平均は187.05ドル高の28722.85と6日ぶりに反発。
新型コロナウイルスの感染拡大を懸念した売りが和らいだほか、米決済への期待感や、足元の株価下落の反動、12月の耐久消費財受注や1月の消費者信頼感指数といった経済指標が市場予想を上振れたことも買い材料となり、主要株価指数は反発。
為替も1ドル=109円台へと円安基調に戻していたことから、市場心理は改善し、前日までの2日間に611円ほど下落していた日経平均も自律反発に期待した買いが先行して93円高からスタート。
昨日までの間に大きく下落していた銘柄を中心に、東証1部市場では買い戻しの動きがみられました。
朝方マイナスに転じる場面もあったものの、春節(旧正月)の連休明けとなった香港ハンセン指数が寄り付きを安値に下げ渋ったことなどが安心感につながった模様です。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>で1銘柄で日経平均を約26円押し上げる形。
同2位はソフトバンクG<9984>となり、東エレク<8035>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、日東電工<6988>、エムスリー<2413>などが続きました。
信越化やエムスリーは前日引け後に発表した決算発表をうけ買いが優勢に。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは日東電工で3.82%高、同2位は郵船<9101>で3.21%高。郵船は10-12月期の業績観測報道が好感されました。
一方、値下がり寄与トップはアドバンテス<6857>で1銘柄で日経平均を約7円押し下げました。
日経平均構成銘柄の下落率トップはサイバー<4751>で1.74%安、同2位は三菱地所で1.71%安となっています。
日経平均は3日ぶりに反発したことで、ローソク足は上ヒゲの短い陽線を引き、終値は75日線上に浮上したほか、
一目均衡表で転換線が下向きから横ばいに変化し、目先の急落トレンド脱出を示唆しています。
参考にしてみてください。