先週の相場と今週の見通し
先週の米市場は下落。
ダウ平均とS&P500指数が大幅下落となったほか、ナスダックは7週間ぶりに反落と、
米主要3指数がそろって下落。
24日の終値はダウ平均が170.36ドル安の28989.73、
ナスダックが87.57ポイント安の9314.91となっています。
中国で発生した新型コロナウイルス感染拡大で、中国経済や世界的な景気後退リスクが懸念されたことが重しに。
WHO(世界保健機関)が緊急事態宣言を見送った安心感も束の間、
中国・武漢市が実質的に封鎖も、世界的な感染拡大のニュースが。
米国内での新型コロナウイルス感染の2例目が確認されたほか、フランスも2例目確認を発表するなど、タイ、ベトナム、シンガポール、日本、韓国、台湾、ネパール、オーストラリアなど中国以外での感染も拡大していることからリスクオフの流れに。
中国市場が春節で休場となっていますが、
春節での拡大懸念も。
加えて米市場は主要3指数が過去最高値圏で、利益確定の動きが出やすいということもあったのでは。
また米市場では21日のネットフリックス (NFLX.O)
の軟調な決算も気になるところです。
今週相次いで発表される、ハイテクおよびインターネット関連企業の決算に注目でしょう。
もちろん28ー29日のFOMCにも注目です!
さて日本市場をみてみますと、
日経平均も週間では下落。
今週頭に昨年来高値をつけた日経平均は週末には再び2万4000円の大台を割り込む展開に。
24日の終値は2万3827円18銭、
また24日のシカゴ日経225先物清算値は、大阪比165円安の23635円となっています。
新型コロナウイルス懸念があるうちは、地理的に近い日本株はヘッジ売りという動きになりがちと考えられます。
そんな中、今週は本格化する決算に注目。
27日に日東電工<6988>、
29日にファナック<6954>、キヤノン<7751>、NEC<6701>、アドバンテスト<6857>、
30日にアンリツ<6754>、任天堂<7974>、東京エレクトロン<8035>、野村HD<8604>、NTTドコモ<9437>、
31日にコマツ<6301>、日立製作所<6501>、TDK<6762>、みずほFG<8411>が発表を予定しています。
参考にしてみてください。