24日の新興市場は
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも続落。
JASDAQ平均は昨年来の高値圏で推移しているだけに、市場では「個人投資家による当面の利益を確保する動きが強まった」との声が聞かれました。
ワークマン<7564>やマクドナルド<2702>などの時価総額上位銘柄が下落したこともJASDAQ市場のセンチメントの悪化に繋がったようです。
個別では、連日大幅高を演じた光・彩<7878>が前日比700円(-16.71%)安の3490円とストップ安まで売られ、
25日線を下抜けたネクストジェン<3842>は前日比322円(-12.35%)安の2285円と大幅に続落。
また、協和コンサル<9647>、グッドライフC<2970>、大木ヘルスHD<3417>が下落し、このほか、太洋基礎<1758>、ソレキア<9867>、セレスポ<9625>、岡本硝子<7746>などが値下がり率上位にランクインしました。
一方、値動きの軽さからヤマト・インダ<7886>が前日比300円(+29.53%)高の1316円、大日光<6635>が前日比300円(+24.96%)高の1502円、
中京医薬<4558>が前日比80円(+20.94%)高の462円、クリエアナブキ<4336>が前日比150円(+20.27%)高の890円、太洋物産<9941>は前日比100円(+18.18%)高の650円、ニチリョク<7578>も前日比150円(+15.29%)高の1131円といずれもストップ高まで買われています。
マザーズ指数は大幅に3日続落。
外部環境が良好とはいえない中、個別に材料のあったところへの物色は見られたものの、時価総額上位銘柄群が下押しする形に。
スマホ決済サービスの統合に向けて、Origamiを買収すると発表したメルカリ<4385>が2%超下げたことも個人投資家センチメントの悪化に繋がっています。
個別では、2020年12月期について売上高、利益いずれも 2019 年 12 月期業績予想を上回り、過去最高益を計上する見通しだと発表したJIA<7172>が21%超とストップ高まで買い進まれました。
直近IPO銘柄として物色されたBUYSELL<7685>も14%超と2ケタ台の上昇を見せた。また、昨日、国内大手証券による買いでのカバレッジ開始観測のあったメドレー<4480>、1対2の株式分割を発表したピアラ<7044>、AWS運用自動化サービスでAmazon EBSのバックアップ状況を定期的にチェックする機能をリリースしたサーバーワークス<4434>も上伸し、そのほか、オンコリス<4588>、イグニス<3689>、タイセイ<3359>、BASE<4477>などが値上がり率ランキング上位に。一方、子会社の従業員による不正行為が発覚したアドベンチャー<6030>は14%超とストップ安まで売り込まれ、また、米国でのPledOxの第三相POLAR-M試験に対する実施保留命令を受領したソレイジア<4597>も7%近く下落しています。