22日の日経平均は反発
22日の日経平均株価は、
前日比166円79銭高の2万4031円35銭と反発。
東証1部の売買高は10億0180万株、
売買代金は1兆8868億円。
21日の米国市場でNYダウは6日ぶりに反落し、152ドル安となったほか、米主要3指数がそろって下落。
中国で発生した新型コロナウイルスによる懸念でアジア株がほぼ全面安となったことや、
ワシントン州で同ウィルスの感染者が確認され、肺炎拡大への懸念から売りが優勢に。
本日の日経平均は米株安の流れを引き継いで29円安からスタートしたものの、前日に218円安と大きく下落していただけに、その後買い戻しが入ったほか、主要企業の決算前ということもあり、日経平均は値がさハイテク株などが主導する形での反発となりました。
また、ドル円相場の円高基調の一服感や、新型肺炎への過度な警戒感が和らぎ、やはり前日下げの目立っていた香港株が反発したことも安心感につながって、日経平均は上げ幅を3ケタに広げ24000円台を回復しています。
業種別では、サービス業、化学、精密機器が上昇率上位、
鉱業、電気・ガス業、ゴム製品が下落率上位でした。
個別では、東エレク<8035>など半導体関連株の一角で上げが目立ち、アドバンテス<6857>は4％近い上昇。
米アップルが台湾積体電路製造（TSMC）に半導体増産を要請したなどと報じられています。
リクルートＨＤ<6098>も4％近い上昇で、株式分割考慮後の上場来高値を更新。
前日に決算発表した東製鉄<5423>は3％超の上昇。
その他では資生堂<4911>が反発し、ソニー<6758>やソフトバンクＧ<9984>は小じっかり。また、ウイルス対策関連との見方からニイタカ<4465>や神栄<3004>が買われ、東証1部上昇率上位に顔を出しました。
一方、トヨタ自<7203>やファーストリテ<9983>は小安い。塩野義薬<4507>は高インフルエンザ薬に関する一部報道を受けて3％の下落。
ディーゼル車を巡る不正の疑いで独当局の捜査を受けたと伝わった三菱自<7211>も下落。