16日の日経平均は小幅に反発
16日の日経平均株価は、
前日比16円55銭高の2万3933円13銭と小幅に反発。
東証1部の売買高は10億3301万株、
売買代金は1兆9376億円。
前日の米国市場では、10-12月期決算を前に上値こそ重かったものの、
米中が貿易交渉を巡る第1段階の合意に署名したことが安心感に。
昨年12月の合意発表から約1カ月、
米中が第1段階の合意に署名したものの、2500億ドルの中国製品に対する25%の関税措置は継続しています。
とはいえ今後の交渉について、トランプ米大統領が第2段階の合意に達せばすべての関税措置を解除すると表明するなど、2018年7月から市場の重しとなっていた米中貿易摩擦懸念や、それに伴う世界経済の減速懸念が和らぐとの観測が好感された模様です。
米主要3指数は揃って上昇。
ダウ平均は初めて2万9000ドル台をつけ、S&P500も終値ベースでの最高値を更新しました。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円高の23935円となるなか、ドル円相場も前日から円安基調を維持しており、本日の日経平均には買いが先行してスタート。
ただ、新規の材料難から、節目の24000円を前に上値は重かったようです。
セクターでは、医薬品が1%超と上昇したのを筆頭に、石油、ガスなど11業種が上昇した一方、証券業、鉄鋼、金属など22業種は下落。
売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、パナソニック<6752>が1%超の上昇をみせたほか、東エレク<8035>やトヨタ自動車<7203>が小幅にプラス。
セクター上昇率で上位となった医薬品の中で第一三共<4568>が4%超の大幅高に。