新興市場はまちまち
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均は3日続伸し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに反発。
JASDAQ平均は一時前週末比19.34円高の3914.80円まで上昇し、昨年来高値を更新。
成長期待や好業績期待が見込める銘柄などを中心に物色された模様です。
ただ、投資家の主戦場は主力の東証1部市場に移っており、積極的に上値を買い上がる向きにはつながらず、買い一巡後は上値の重い展開に。
個別では、消費電力が低く寿命の長いマイクロLEDディスプレーを開発したことなどが蒸し返された倉元<5216>が前週末比80円(+34.19%)高の314円となったのをはじめ、日本フォーム<7869>、トミタ電機<6898>、光・彩<7878>、テクノ・セブン<6852>、朝日ラバー<5162>、小倉クラッチ<6408>などもストップ高まで買い進まれました。
一方、業績予想の下方修正が嫌気された幸和製作所<7807>が前週末比300円(-20.00%)安の1200円と大幅に反落し、直近の株価上昇の反動から利食い売りが続いた両毛システムズ<9691>は前週末比585円(-15.19%)安の3265円と大幅に続落。
マザーズ指数は3日ぶり反落。
ナスダック総合指数が過去最高値を更新したことがテクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場にも追い風となり、朝方は同市場にも買いが先行したものの、利確売りに押されたようです。
値下がり率上位銘柄では、決算が嫌気された247<7074>がストップ安比例配分となったほか、エクスモーション<4394>や東名<4439>なども急落。
売買代金上位銘柄では、AIinside<4488>、JTOWER<4485>、マクアケ<4479>、エヌ・ピー・シー<6255>、フリー<4478>、メルカリ<4385>が下落。
一方で、アナグラム社の連結子会社化が引き続き材料視されたフィードフォース<7068>が13%高になったほか、メタップス<6172>、UUUM<3990>、エルテス<3967>、エディア<3935>、自律制御システム研究所<6232>は上昇。
エルテスは、第3四半期営業利益は通期計画を上振れたことが好感されたようです。
