9日の新興市場は上昇
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも反発。
JASDAQ市場にも買い安心感が広がり、昨年来高値を更新。
市場では「中東問題が目先落ち着きを取り戻しそうなため、個人投資家のセンチメントが改善した」と聞かれ、前日に急落した銘柄を中心に買い戻しの動きが強まっています。
個別では、前日の下げの反動から愛光電気<9909>が前日比500円(+20.24%)高の2970円とストップ高まで買われ、
その他、協和コンサル<9647>、システムズD<3766>、日邦産業<9913>もストップ高。
また、突っ込み警戒感からエムケイシステム<3910>が前日比248円(+17.78%)高の1643円と4日ぶりに大幅反発し、岡山製紙<3892>、EAJ<6063>も上伸。
一方で地政学リスクの後退から細谷火工<4274>が前日比300円(-21.16%)安の1118円とストップ安まで売られ、
重松製<7980>も下落。
また、商品市況の騰勢が一服したことからフジトミ<8740>、第一商品<8746>、岡藤HD<8705>、豊商事<8747>が値を下げ、先駆したソレキア<9867>は利食い売りに押され11日ぶりに反落しました。
マザーズ指数は大幅反発。
てマザーズ市場には朝方から買いが先行し、なかでも時価総額上位銘柄に対する買いが目立ちました。その後は本日大引け後に発表予定であったファーストリテ<9983>や安川電<6506>の決算を見極めたいとする向きが意識され、マザーズ指数の上値も次第に重くなる一方で、短期資金は現状指数寄与のない直近IPO銘柄に向かいました。
値上がり率上位銘柄では、第3四半期決算で営業増益に転じたスタジオアタオ<3550>が17%高になったほか、
直近IPO銘柄のサイバー・バズ<7069>やマクアケ<4479>などがそれに続いて大幅高に。
売買代金上位では、AIinside<4488>、GNI<2160>、そーせい<4565>、エヌ・ピー・シー<6255>、メドピア<6095>、サンバイオ<4592>、イノベーション<3970>が上昇。一方で、JTOWER<4485>、フリー<4478>、メルカリ<4385>、HPCシステムズ<6597>、HENNGE<4475>、ランサーズ<4484>はさえない値動きでした。