米大統領選候補について
投資をする上で
2020年のビッグイベントといえば、
11月3日の米大統領選ですね。
トランプ大統領は再選を狙っており、2期を務め上げる連続4人目の大統領となる確率は50%近いと見積られているようです。
大統領選はもうスタートしているわけですが、トランプ大統領は、ばかげた戦争はもうたくさんという一方で、
イラクの首都バグダッドの空港でイランの精鋭部隊であるコッズ部隊のソレイマニ司令官を空爆で殺害したわけで、地政学リスクをどう収めていくのか注視したいところ。
世界の「警察官」を降りたトランプ大統領がどう出るのでしょうか。
また米大統領選に向けては米経済の成長や、雇用の拡大が主要論点になるとみられており、トランプ大統領としては株価を下落させるわけにはいかないのでは・・・と考えています。
アメリカは日本と異なり国民の株式の世帯普及率が50%を超えているらしいので(調べてみたら色々なデータがあったのですが、日本より資産の株式の割合が多いことは確か)、余計そうなのでは。→ということは選挙までは株高傾向?と考えます。
とはいえ、5月からは統計的にも下落しやすいですし、上昇の中でも調整はくるので、5月くらいに一度下落くるかも、というイメージでいます。(あくまでイメージなので都度都度チャートで判断します。)
選挙については、
2019年11月5日の地方選では、
民主党がバージニア州議会で上下両院を奪還、
ケンタッキー州知事選では民主党が勝利、
一方でミシシッピー州知事選は共和党が勝利しました。
そして2月3日にアイオワ、コーカスが予定されています。
州ごとに、コーカス、プライマリーという形でそれぞれに大統領候補を選んでいくわけですが、各党に登録しなければ予備選挙で投票できないようです。
打倒トランプに燃える民主党では
バイデン、ウォーレン、サンダースの3氏に候補者が絞られてきたように見えます。
①バイデン氏は前副大統領。
トランプ大統領の批判票が強み。
穏健派、中道路線。
選挙資金集めで苦戦していると報じられる。
大統領に当選しても1期のみで退任する意向を示している(78歳の大統領となるため)。
② エリザベス・ウォーレン氏は女性候補。
最左派。
富裕層や大企業への増税など緊縮財政となる政策を掲げているため、ウォーレン氏が大統領となるかも?となると、株価は下落しそうです。
③バーニー・サンダース
最左派。ブルームバーグによると「サンダース大統領の誕生となれば、米国で最も富裕な400人の平均実効税率は97.5%に上る」とも言われているようで、サンダース氏が台頭しても株価下落要因となりそうです。
健康が不安視される。
ダークホースは
ピート・ブーティジェッジ。
中西部インディアナ州サウスベンドの市長で、7カ国語を話し、神童と謳われていたそうです。37歳なので、もし勝利すれば米史上最年少の大統領が誕生することに。
同性愛者であることを公言しています。
足元ではウォーレン氏とサンダース氏が台頭してきたら、保有株式は手仕舞いを検討する、もしくは売りを仕掛けてみる、という感じでしょうか。
参考になれば幸いです。