30日の日経平均は続落
2019年の大納会、12月30日の日経平均株価は、
前営業日比181円10銭安の2万3656円62銭と続落。
TOPIXは前営業日比11.82pt安の1721.36pt。
東証1部の売買高は7億9662万株、売買代金は1兆4338億円。
前週末の27日のNY株式相場はまちまち。
ダウ平均は23.87ドル高の28645.26、ダウとS&P500指数は過去最高値を更新しました。
ナスダックは15.77ポイント安の9006.62と反落し、ナスダックの連騰は11営業日で終わりました。
本日の日経平均は大納会で市場参加者も限られるなか、 円相場が1ドル=109.10円前後まで上昇したことも重しとなり、軟調もみ合いに。
寄り付き直後には23658.49円まで下落幅を広げる局面もあり、その後は23700円を挟んでのこう着が続きましたが、為替市場の円高なども重石となり、結局は前場の安値を割り込んで本日の安値で取引を終えました。
年末年始が6日間休場となることもあり、リスク回避やポジション調整の売りが優勢となったようです。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、信越化<4063>が重石。
一方で、エムスリー<2413>、バンナムHD<7832>がしっかり。
個別では、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>などが下落したほか、
ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小幅に下落。ファナック<6954>、アドバンテス<6857>、レーザーテック<6920>といった設備投資、半導体関連株はやや軟調ぶりが目立ちました。
スルガ銀<8358>は一部証券会社のレポート内容が嫌気されたとみられ3%超の下落。
決算を受けて材料出尽くし感が広がったアダストリア<2685>は東証1部下落率トップとなりました。
一方、任天堂<7974>や東エレク<8035>は小じっかり。レオパレス21<8848>は著名投資家の村上世彰氏が関与する投資会社から全取締役の解任を求められ、朝方大きく買われる場面がありました。決算発表銘柄ではニトリHD<9843>が2%近い上昇で、パイプドHD<3919>は商いを伴って急伸し東証1部上昇率トップとなっています。