20日の新興市場は
新興市場を見てみますと、
JASDAQ平均は小幅に続伸、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに3日ぶりに反発。
新規の手掛かり材料に乏しいなか、売り買いが交錯し、全般は狭い値幅でのもみ合い展開にとどまりましたが、
JASDAQ平均は年初来高値圏で推移していることから利益確定売りや週末のポジション調整の売りも出た模様。
好業績のワークマン<7564>やマクドナルド<2702>、セリア<2782>などの指数寄与度の高い時価総額上位銘柄が堅調に推移したほか、個別に材料のある銘柄などは引き続き物色人気を集めていました。
個別では、TOB価格にさや寄せする動きなどが鮮明になった細田工務<1906>が前日比20円(+17.09%)高の137円と3日ぶりに大幅に反発し、
また、トライアイズ<4840>、アバール<6918>、東洋合成<4970>が値を上げ、パピレス<3641>、ホロン<7748>、SHINPO<5903>などが値上がり率上位にランクイン。
一方、連日の株価急騰の反動から利食い売りが出たストリームM<4772>が前日比40円(-13.84%)安の249円と3日ぶりに反落し、大谷工業<5939>、ビジョナリーホールディングス<9263>も下落。
また、HOYAが買収提案している問題について、東芝の車谷会長が「提案に応じない」などと伝わったことからニューフレア<6256>は前日比1220円(-9.02%)安の12300円と大幅安となりました。
マザーズ指数は続伸。
前日の米国株式市場にてハイテク株中心に買いが広がった流れを受け、テクノロジー関連の多いとされるマザーズ市場にも追い風となり、マザーズ指数は堅調なスタート。
活発な物色の目立つIPO銘柄からの資金循環や、大型上場案件の通過に伴い前日からみられ始めたマザーズ時価総額上位銘柄の一角に対する資金還流の動きが本日も継続しました。
値上がり率上位銘柄には、18日に上場した直近IPO銘柄であるJTOWER<4485>がストップ高比例配分となったほか、
アズーム<3496>やSERIOホールディングス<6567>、フィル・カンパニー<3267>が2ケタ上昇に。フィル・カンパニーは東証1部への市場変更発表が材料視されました。
売買代金上位銘柄では、フリー<4478>、ユナイトアンドグロウ<4486>、ウィルズ<4482>、SREホールディングス<2980>、Sansan<4443>、GNI<2160>、セルソース<4880>が上昇。
一方で、マクアケ<4479>、サンバイオ<4592>、ランディックス<2981>、メルカリ<4385>、JMDC<4483>はさえない値動きでした。
また本日はマザーズ市場に2社上場し、スペースマーケット<4487>の初値は公開価格の約2.2倍となる1306円、
INCLUSIVE<7078>の初値は4535円(同約2.1倍)となりました。