11日の日経平均は小幅に続落も底堅く推移 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

11日の日経平均は小幅に続落も底堅く推移

11日の日経平均株価は、

日比1833銭安の2339186銭と小幅に続落。


前日の米国株式市場では、今晩に発表される連邦公開市場委員会(FOMC)の結果や、15日に期限を迎える対中関税発動を巡る米中協議の動向を見極めたいとの思惑が強く、主要3指数は揃って続落。

一方で為替相場が1ドル=108.70円前後と前日に比べやや円安に振れていたことや、15日に期限を迎える米国による対中関税措置に対して、期限の延長といった観測報道などもあり、日経平均は朝方はプラス圏での推移をみせました。

しかし、関税発動期限の延長論に対する否定報道もあり、その後は下げ転換。

もっとも今週は、米中問題の行方、米欧の金融政策決定会合の結果、英総選挙といった重要イベントが多く、投資家は積極的に売り買いをこなす雰囲気にはならず、リバランス中心ながらも底堅さが意識されており、後場の値幅については40円程度と狭いレンジでの取引となりました。

 

指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、花王<4452>、ファナック<6954>、アステラス製薬<4503>が軟調。

一方で、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、日産化学<4021>、アドバンテスト<6857>が下支えしています。

 

今晩の米国市場ではFOMCの結果が注目されますが、利下げ打ち止めは想定内であり、結果を受けた米国の動向が注目されるところです。

 

重要イベントを控えて上値追いは慎重であるものの、調整局面においての押し目拾いのスタンスを確認したいところでもあります。

また、指数はこう着ながらも、IPOは好スタートとなっており、初値を付けた後も一過性ではなく、活発な売買が続いていることから、個人投資家の需給状況は良好といえるでしょう。

他の銘柄への広がりはイベント通過となろうが、IPO銘柄での値幅取りは引き続き活発になりそうです。