3日の日経平均は反落も下げ渋る結果に | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

3日の日経平均は反落も下げ渋る結果に

3日の日経平均株価は、前日比14969銭安の2337981銭と反落。

 出来高概算107000万株。


前日の米国市場では、11月の米ISM製造業景気指数が予想に反して前月から低下したことに加え、トランプ米大統領がブラジルなどからの輸入鉄鋼に追加関税を課す考えを示し、貿易摩擦問題が改めて意識され、主要株価指数は揃って大きく下落。

円相場も1ドル=109円台前半と円高傾向にあり、日経平均も反落スタート。

昨日大きく買い進まれた東証1部市場のハイテク株などが売られましたが、午後に入り、日銀によるETF買い観測が広がったことから、下げ渋る展開となりました。


指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、ファナック<6954>、ファミリーマート<8028>が冴えない値動き。

一方で、TDK<6762>KDDI<9433>、ソニー<6758>がしっかり。

 

今日の市場では、ISM製造業景況指数の4カ月連続の50割れのほか、中国が米国での香港人権・民主主義法案の成立を受けて報復措置を実施したこと、トランプ大統領がブラジルとアルゼンチンに対する鉄鋼・アルミニウム関税措置を復活させる意向を示したことなどが重なった影響がネガティブ視されたようです。

一方で、サイバーマンデーの売上が1兆円を超える見込みといった報道は材料視されておらず、米国市場の落ち着きが見られるようだと、改めてサイバーマンデーの好調なども材料視されてくるでしょう。

その他、本日は任天堂<7974>の強い値動きが目立ちましたが、材料としては中国のテンセントがニンテンドースイッチの新情報を4日に公開するといった報道がきっかけでした。

 

反対に、米医薬品メーカーのバイオジェンについての弱気な見方からエーザイ<4523>が冴えない展開。下方修正を発表したピジョン<7956>の大きな下げも目立っています。

商いが膨らみづらい中では、好悪材料に敏感に反応しやすいため、行き過ぎた面の修正は意識しておきたいところです。

その他、5Gのほか、教育ICT、マイナンバーなどのテーマ株物色が活発。個人主体の中小型株物色に広がりがみられるなど、個人のセンチメントは改善しており、引き続き中小型株物色が中心になりやすいでしょう。

本日はフィスコのセミナーでした。時間の都合で序盤しか参加できませんでした・・・残念。

その前には企業訪問も。

改めて個別銘柄の魅力と向き合っている今日この頃です。