2日の新興市場は | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

2日の新興市場は

新興市場を見てみましょう。

JASDAQ平均は7日続伸、JASDAQ-TOP20J-Stock Indexはともに大幅続伸。

中国の景況感改善が支援要因となり、電子部品や半導体関連など主力銘柄が値を上げるなか、JASDAQ市場にも買いが波及したよう。ただ、連日の上昇に伴う高値警戒感もあり、朝方の上昇後は上値の重い展開を強いられています。


個別では、ポケモンカフェの新業態が19日にオーブンするエスエルディー<3223>が前営業日比300円(+27.03%)高の1410円、

5G関連株として蒸し返されたトミタ電機<6898>は前営業日比300円(+25.42%)高の1480円、

好決算を材料にウチダエスコ<4699>も前営業日比500円(+16.89%)高の3460円と揃ってストップ高水準まで買い進まれました。

このほか、大和コン<3816>、チエル<3933>AKIBA<6840>、ミナトHD<6862>、メディシノバ<4875>、ビーマップ<4316>、多摩川HD<6838>などが値上がり率上位にランクイン。

一方、今期営業利益が1.9%増見込みと、悲観的な会社予想と受け止められたキタック<4707>が前営業日比36円(-8.59%)安の383円と大幅に続落したほか、日パレット<4690>、新都HD<2776>、ケイブ<3760>、プロルート<8256>、桂川電機<6416>、ヒビノ<2469>、フジトミ<8740>、プロパスト<3236>NEWART<7638>などが値下がり率上位になっています。

 

マザーズ指数は7日ぶりに反落。

日経平均が買い先行後も上げ幅を広げる展開となるなか、マザーズ指数も買いが先行して取引を開始したものの、 前引けにかけてマイナス転換。後場もそのままマイナス圏でのもみ合いに。


個別では、ストップ高まで買われたセルソース<4880>がマザーズ売買代金トップにランクイン。

先週から強い値動きを見せているAI CROSS<4476>も買いが継続。

1912月期の営業利益予想を従来の11.68億円から13.64億円に上方修正したGNI<2160>も買われました。

また、武田薬と岩手医科大学と共同でパーキンソン病の診断、治療に関する研究を開始すると発表したFRONTEO<2158>は一時460円まで急伸。



クラウドPOSレジ「スマレジ」の累積取扱高が2兆円を突破したと公表したスマレジ<4431>にも関心が向かったよう。

一方、10月度の「迷惑情報フィルタサービス」月間利用者数が短期的な利食いを誘ったトビラシステムズ<4441>5%安。

その他、そーせい<4565>、ホープ<6195>Sansan<4443>、メルカリ<4385>、メドピア<6095>、弁護士ドットコム<6027>などが下落しました。


マザーズ指数は時価総額上位銘柄が上げ一服となっているため、指数は小幅に反落となりましたが、足元の急ピッチのリバウンドに対する一服といったところであり、一方で中小型株については出遅れ感の強い銘柄を見直す動きに広がりがみられています。

米中協議の不透明感から積極的な上値追いには慎重になりやすいところでありますが、リスクオン状態が続く局面においては、より出遅れ銘柄を探る動きが強まりそうです。