28日の日経平均
28日の日経平均株価は、
前日比28円63銭安の2万3409円14銭と小幅に下落。
出来高概算9億2000万株。
前日の米国株式市場では、米中交渉合意への期待が高まるなか、7-9月期GDP改定値が予想を上振れたほか、米中協議進展への期待感、さらに地区連銀経済報告(ベージュブック)では、米経済は緩やかに拡大したことが明らかとなり、製造業も回復の兆しが示されるなど市場予想を上回る米経済指標が相次ぎ、主要3指数は揃って4日続伸。
しかし取引開始直前に、トランプ米大統領が香港人権・民主主義法に署名し、同法が成立したことで、中国の反発が警戒される格好から様子見につながった模様です。
また、米国市場が感謝祭の祝日に入ることから海外勢のフローが限られており、前日終値でのこう着感の強い展開が続きました。
指数インパクトの大きいところでは、京セラ<6971>、中外薬<4519>、エーザイ<4523>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>が堅調。
一方で、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、NTTデータ<9613>、東エレク<8035>が冴えない値動きでした。
日経平均は反落も底堅さが意識されているが、出来高は10億株を下回るなど、海外勢のフローが限られている中、様子見姿勢が強まったようです。
米国は感謝祭翌日は半日取引であり、本格化するクリスマス商戦に入ることから、市場参加者自体が限られてくることになりそう。12月半ばに予定されている米国による対中関税発動への警戒感も再び高まる可能性もあることから、引き続きこう着感の強い相場展開が続くことになるでしょう。
その中で年末に向けて商いが膨れてきているマザーズなど中小型株への物色がより活発化することが考えられます。
5Gなど成長期待の大きいテーマ株への物色が高まりやすく、足元で出来高が膨らんできていることを鑑みると、物色対象にも広がりがみられてくる可能性があるとみられます。
今日の東京は一段と冷え込んでいますね。
体調にお気をつけてお過ごしください。