先週の相場の振り返り(^^)
先週の相場を振り返ってみましょう。
今週も米主要3指数は週間で続伸し、揃って過去最高値を更新しています。ナスダックで6週続伸となりました。
日経平均も年初来高値を更新。週間では300円超の上昇となっています。
週明け4日のダウは過去最高値を更新してスタート。
ロス米商務長官が中国との通商協議の「第1段階の合意」についてポジティブな見通しを示唆し、ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示したことから、米中貿易摩擦への懸念緩和で買いが。またOPECの原油減産拡大期待から供給過剰懸念の後退も買い材料となりました。
5日のダウ平均は2日連続で過去最高値を更新。
トランプ政権が中国への関税措置の一部撤回を検討していることが報じられ、米中貿易摩擦懸念が後退したことや、
中国の7月の貿易統計で輸出が予想以上に増加し、リセッション懸念が和らいだこと、
10月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたことも好感されたようです。
6日のダウ平均は前日比7セント安の2万7492ドル56セントと小反落。
ナスダックも前日比24.052ポイント安の8410.628とわずかながら反落しました。
主要株価指数が連日で最高値更新したことで利益確定の売りが出たことや、
米中通商協議に関して
「米中の第1段階の通商合意の署名は12月にずれ込む可能性がある」と報じられたことが重しとなりました。
7日のダウ平均は、前日比182ドル高の2万7674ドルと反発し、2日ぶりに過去最高値を更新しました。
S&P500も再び過去最高値を更新。
米中貿易協議において、すでに中国に課されている追加関税の段階的撤廃において合意したと報じられ、リスクオンの流れに。
ただ米政権内に強い反対論があることが懸念材料となっているようです。
8日のダウ平均は6.44ドル高の27681.24、
ナスダックは40.80ポイント高の8475.31と小幅高。
米中通商交渉において発動済みの追加関税を段階的に撤廃する方針と報じられていたのが一転し、トランプ大統領が中国との段階的な関税措置の撤廃には依然合意していないと述べたことが売材料に。
米政権内部で中国への追加関税撤廃に反対する見方もあり、米中協議の楽観的な見方が後退しました。また主要3指数が最高値圏で推移していることで利益確定の動きも広がったようですが、過去最高値を更新して週末を終えました。
長期金利が大幅上昇していることでイールドカーブは足元では順イールドでスティープ化しています。FOMCが今年3度連続利下げをしたことが寄与しているのでは。
反対に金価格は下落転換の様相を呈してきており、市場がリスクオンの流れに本格的に変わってきたように感じられます。
参考にしていただけると幸いです。