7日の日経平均は3日続伸
7日の日経平均株価は、
前日比26円50銭高の2万3330円32銭と3日続伸。
出来高概算12億6000万株。
前日の米国市場では、連日の最高値更新を受けた利益確定の動きのほか、米中通商協議を巡って米政府高官が「第1段階」の合意の署名が12月にずれ込む可能性があると報じられたことで、米中摩擦解消への期待感がやや後退。また、円相場が1ドル=109円を割り込んだことや、指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>に売りが先行したこともあり、日経平均は小幅に反落してスタート。
しかし、決算がピークを迎える中でオリンパス<7733>が強い値動きをみせたほか、ファーストリテ<9983>の上昇等も日経平均を下支えする格好に。
その他、ザラ場に決算を発表したトヨタ<7203>が買われるなど、決算を手掛かりとした物色が目立ちました。
指数インパクトの大きいところでは、オリンパス、ファーストリテのほか、アドバンテスト<6857>、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>、東エレク<8035>が堅調。
一方で、ソフトバンクG、ダイキン<6367>、信越化<4063>が冴えない値動き。
ソフトバンクGの影響が警戒されていましたが、日経平均は小幅ながら3日続伸となるなど、底堅い相場展開が続いていますね。
足元でのギャップスタートで日経平均は23000円を回復していることもあり、調整局面では買い戻しのほか、押し目買い姿勢も意識されやすいところでしょう。
米中摩擦解消への期待感が後退し、ソフトバンクGの決算を受けた下落影響の中での底堅さであり、買い戻し中心ながらもセンチメントは明るいと考えられます。
来週まで決算ピークとなり、積極的な売買は手控えられそうですが、底堅さが意識される中では、決算通過後はアク抜けを意識した売買に広がりがみられてくる可能性もありそうです。
ソフトバンクGについても結局は戻し切れなかった格好ですが、嫌気売りが向かう中で直近安値を割り込まなかったことから、リバウンドを意識したスタンスも徐々に高まりやすいでしょう。
スタバのカップもクリスマス仕様になっていました。
年末商戦がどうなるのかも気になるところですね。