5日の日経平均は大幅に反発
5日の日経平均株価は、
前営業日比401円22銭高の2万3251円99銭と大幅に反発。
出来高概算16億6000万株。
米株高の流れを受け、リスクオンムードが強まるなか、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から10月29日高値(23008.43円)を突破して日経平均はスタート。
本日早朝、海外メディアが「米国が対中関税の一部取り下げを検討」と報じたことで、米中貿易協議の進展期待が一段と高まったことも支援材料となりました。
売買代金は3営業日ぶりに3兆円を上回っています。
指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>、ヤマハ<7951>、NTTデータ<9613>、ダイキン<6367>がけん引。
一方で、コナミHD<9766>のほか、薬品株の一角が冴えない値動きでした。
日経平均はギャップスタートとなり、寄り付き直後に付けた23090.94円が今日の安値になるなど、終日23000円を上回っての推移が継続。
先週は23000円回復後は、同水準が心理的な上値抵抗として意識されていただけに、この抵抗線突破でよりセンチメントは明るくなったと考えられます。
今回の上昇局面では先物主導のインデックスに絡んだ商いが中心であり、ショートポジションの巻き戻しとみられています。
VIX先物のショートポジションの積み上がりにより、VIXショックを警戒する向きもあり、ロングポジションは積み上がりづらいところでもあるため、
上値追いは慎重ながらも押し目買い意欲は強い需給状況であり、結果的には先高期待の強い相場展開は継続。
決算ピークで積極的には参加しづらい状況でもあり、インデックス売買などの商いに振らされやすいことには注意が必要です。