3分で先週の相場の振り返り | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

3分で先週の相場の振り返り

3分で先週の相場を振り返ってみましょう。


先週の米市場は主要3指数が揃って上昇。

日経平均は週間で307円の上昇となりました。


トランプ米大統領が11月中旬に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、米中首脳会談を開催し、中国との第1段階の合意の署名が実現する可能性に言及。

米中通商協議の進展期待から週明けのマーケットは買いが優勢となりました。

米決算では予想を下回ったアルファベット(Google)が下落したことがハイテク株全般への利益確定売りにつながる場面もありましたが、

1029日から30日にかけて開催されたFOMCで市場予想通り3会合連続の利下げとなり、FF金利誘導目標が0.25%ポイント引き下げられ1.5−1.75%に決定したことが買い材料に。

パウエルFRB議長の会見では、現行の金融政策は適切である可能性が強いと述べたことなどから次回は政策金利を据え置くのではという「タカ派的な利下げ」となりましたが、

今後の利上げには大幅なインフレ率上昇が必要になるとの認識を示したことで利上げの可能性がさらに後退。

加えて景気が一段と悪化した場合の追加利下げの可能性は依然として残っており、市場の期待感につながった模様です。


30-31日の日本銀行は金融政策決定会合で、現行の政策運営方針の維持が賛成多数で決定されました。

物価目標へのモメンタムが損なわれる恐れに引き続き注意が必要な情勢として、政策金利のフォワードガイダンス(指針)を修正し、将来の利下げの可能性を明示しています。


111日に発表された米雇用統計では

非農業部門雇用者数が9.0万人増の予想に対して、12.8万人増と良い結果に。

また前月発表分が13.6万人増から18.0万人増と上方修正されました。

失業率は予想同様3.6%

平均時給は前月比+0.3%の予想に対して+0.2%と下回る結果となったものの、前年比 は予想同様+3.0%となり、

自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のストライキの影響などで、そもそも非農業部門雇用者数が低調ではあったものの、米労働市場の底堅さを示す結果となったことが好感されました。


10ISM製造業景況指数は、

予想の48.9を下回る48.3で着地。

節目の50割れが3ヶ月連続となりましたが、

株価への影響は限定的だったようです。


週末1日の米市場は上昇し、

ダウ工業株30種平均は前日比301ドル高の27347ドルと約3か月ぶりの高値水準となり、7月に付けた過去最高値にあと12ドルに迫りました。

ナスダックは94.04ポイント高の8386.40と過去最高値を更新。

SP500 3066.91と、過去最高値を更新しました。

日本市場は明日はお休みですね。

明日の米市場もウォッチして今週の相場に臨みましょう♬