29日の日経平均は7日続伸
29日の日経平均株価は、
前日比106円86銭高の2万2974円13銭と7日続伸。
出来高概算13億2000万株。
28日の米国市場で主要3指数は揃って上昇。
トランプ米大統領が、中国との貿易協議の部分合意について調印に向けた最終調整が「計画より早く進んでいる」と述べたことが伝わったことから投資家のリスク選好姿勢が強まり、S&P500種株価指数は過去最高値をつけ、NYダウは続伸し、132ドル高となりました。
米中協議の進展期待や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る懸念後退を背景に、投資家心理が一段と上向いたほか、為替市場では1ドル=109円近辺まで円安が進み、本日の日経平均は83円高からスタート。
朝方には取引時間中としては昨年10月以来、およそ1年ぶりに23000円台を回復する場面も。
ただし、日経平均の23000円到達で目先的な達成感が意識されたほか、今年3度目の0.25Pt利下げが予想されている米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとする模様眺めムードもあってか、その後は狭いレンジでのこう着が続きました。
個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで6日ぶり反発。
2%を超える上昇で日経平均を約22円押し上げています。
決算とともに自社株買い実施を発表したオリックス<8591>が4%上昇し、日東電<6988>は決算評価の買いが入り6%を超える上昇。
HOYA<7741>は取引時間中に決算発表し、上げ幅を大きく広げています。
また、TAC<4319>が東証1部上昇率トップとなり、三桜工<6584>やモリテック<5986>はストップ高。
日経平均はこれまでの弱気センチメントからポジションはロングには傾いておらず、米中交渉の進展期待他、英国のブレグジット問題については来年に先送りとなる中で、ショートポジションの巻き戻しが継続しています。
本格化する決算後の反応をみても、前日に高値更新後に下げに転じていた信越化<4063>はリバウンドをみせており、
日東電<6988>はアク抜け的な動きをみせています。
ファナックはマイナスでしたが、それでも日中の高値水準で取引を終えるなど、底堅さが意識されており、今後は決算がピークを迎えることで個別でのウォッチは難しくなり、次第に模様眺めムードが強まりやすい一方で押し目拾いのスタンスが強まりやすいとみられます。
参考にしてみてください。
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