新興市場にも買いが波及も、上値は限定的 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

新興市場にも買いが波及も、上値は限定的

新興市場を見てみますと、

JASDAQ平均は7日続伸し、JASDAQ-TOP209日ぶりに小反落、

J-Stock Indexは続伸しました。


個人投資家のマインドが上向いたことでJASDAQ市場にも買いが波及。

ワークマン<7564>などの指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄が堅調に推移したことからJASDAQ平均は35日に記録した年初来高値を更新。

ただ、主要企業の決算発表が本格化し、個人投資家の関心は東証1部市場の主力銘柄の動向に移っており、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはならず、でした。


個別では、業績予想を上方修正した大伸化学<4629>が前週末比300円(+24.73%)高の1513円とストップ高まで買われたほか、

半導体関連銘柄として物色が続いた内外テック<3374>や、値軽さからの値幅取りで買われたSIホールディングス<7070>などが15%超と大きく上伸。

また、前週末にストップ高を演じた流れを引き継いだ中央化学<7895>が前週末比74円(+14.40%)高の588円と続伸し、

業績予想を増額修正した日本興業<5279>は前週末比105円(+13.04%)高の910円と大幅上昇。

一方、25日移動平均線を下抜けたShinwa<2437>が前週末比100円(-16.69%)安の499円とストップ安まで売られたほか、

メディシノバ<4875>、アエリア<3758>、ジェイテック<2479>、フォーバルRS<9423>、日邦産業<9913>、ビジョナリーホールディングス<9263>、SE H&I<9478>、環境管理<4657>SHINPO<5903>などが値下がり率上位に並びました。


マザーズ指数は小幅ながら7営業日続伸。

マザーズ指数にも買いが先行したものの、今週から決算発表が本格化することに加え、連邦公開市場委員会(FOMC)の他、重要な経済指標の発表なども控えており、

主力・新興市場ともに積極的に上値を追う展開とはならなかったよう。

マザーズ指数は買い一巡後は狭いレンジでもみ合い、大引けにかけて利益確定売りも出たことで上げ幅を縮小する展開に。


個別では、そーせい<4565>がマザーズ売買代金トップにランクイン。

また、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>TKP<3479>UUUM<3990>、弁護士コム<6027>Sansan<4443>HEROZ<4382>などが軒並み上昇。

アイリッジ<3917>は、日本郵便がキャッシュレス決済の導入について詳細を発表したことが刺激材料となったとの見方も。

台湾の大手医療機器専門商社グループと提携し、台湾でHALの運用を開始すると発表したサイバーダイン<7779>3.9%高。

一方、直近IPOのインテM<7072>は換金売りが続き9%安と大幅に下落。

同じくBASE<4477>も冴えない値動き。

その他、サンバイオ<4592>、ロゼッタ<6182>、エディア<3935>、サイバー・バズ<7069>などが売られました。

なお、本日新規上場したセルソース<4880>の初値は持ち越しとなっています。